2019年08月12日

終戦記念日にB-29

終戦記念日にB-29
終戦記念日にB-29

あらゆる悲惨なる完敗の連続は、日本軍隊、日本政府の無知蒙昧――

それは軍人ばかりではない。
『ポツダム宣言の受諾』をめぐり、政府・陸海軍の間でも、それぞれの内部でも、“全面降伏”を承諾すべきか否かについて激しい対立が生じ、議論は容易にまとまらなかった。

日本政府が示した降伏条件、要望―――

1.国体の護持(天皇制の維持)
2.連合軍が保障占領する日本国土の限定
3.日本軍の武装解除は、連合軍ではなく日本軍自らが実施すること
4.戦争犯罪者の裁判は日本自身で行なうこと


まさに北朝鮮の六カ国協議参加条件みたいなもんだが、今風に言えば小泉首相の“議論を尽くして”で議論を尽くした結果がこの間に“広島・長崎”への原爆の投下、ソ連の参戦等が相次ぎ、日本国民の被害は一挙に急増した。

最高戦争指導会議と御前会議―――

降伏に関する協議は帝国憲法に規定された閣議だけでなく、首・外・陸海相、それにこれら陸海軍の軍令系統の最高権力者、計6人からなる“最高戦争指導会議”、時には天皇の命令で平沼枢密院議長が加わったこともあり、天皇自身が直接臨席し、いわゆる『御前会議』も。
そしてそこでなにが話されたか、国民にとっては泣くに泣けない議論が・・・

東郷外相――東郷和彦前オランダ大使(免職)、現・プリンストン大学客員研究員の祖父

「日本にとって最も必要なものは、皇室の安泰ということで、これは絶対的なものである」

平沼枢密院議長――現衆議院議員、平沼赳夫の父(養父)

「国体の護持は、皇室の御安泰は、国民全部戦死しても之を守らざるべからず」

こうした間、ポツダム宣言に関する連合国からの回答は、

「天皇制の存否に関しては、将来日本国民の自由意志によって決定する」という好意的ともいえる趣旨のものであったが、
松阪司法大臣は次のように述べて、これに反対した――

「皇室の問題を国民の意志によりきめるということは、臣民の感情として相容れないから承服し難い。
国体の本義の上より受諾することができない(ポツダム宣言を)。戦争継続を覚悟する外なしと考う」

また、安倍源基内務大臣は――

「我らは一億一心、国体の護持に邁進すべきである。勝利あらざる時は一億玉砕の外ない。一か八かやる外に道がない」

つまりは、「天皇制を維持するためには、全国民が戦死するより他はない」というのである。

これが戦時の政府の今で言うならば閣僚会議“閣議決定”であり、その結果が先の“原爆投下”までに至った。

「天皇の軍隊」まさに神がかり、狂気の政府、国家と言うしかない帝国日本。
戦争、開戦に関するすべての責任は、国民の上にげ厳然と「天皇の為に命を捧ぐ」とまで言わしめ、
それは如何なる理由を論おうとも「天皇」なるものにあることは余りにも明らかである。
そのことから言えばこの天皇の“富田メモ”は国民にとっては全く無意味な議論で、その時の“最高戦争指導会議”、“御前会議”の子、孫が議論する異様さでしかない。

「天皇制を維持するためには、全国民が戦死するより他はない」

まさに“狂気”でしかない。
開戦したことも狂気なら、降伏の決断まで狂気。

一説には“御聖断”の理由には連合軍の伊勢湾上陸で伊勢神宮、“熱田神宮”の“三種の神器”が危ういと言う、天皇にはそれを命を賭してでも守らねばならない“命”があると・・・

マッカーサー元帥に対して「自らの命を・・・」との神話。
今になって“マッカーサー元帥が感動した”とか。それこそが敗戦後の新たなる“神話創り”ではないか。

そしてその一切の責任を問われない人間天皇の“御巡幸”である。
僕も戦後すぐではないが信越線踏み切りに天皇の“お召し列車”御巡幸で日の丸を親に倣って振った憶えがある。
今にして思えば全く笑えた話ではないか―――“御巡幸”とは?

この国の一貫しての無責任体質。最高責任者が全く責任を負わない国家体質。

そして間も無く“終戦記念日”―――

“記念日”とはあまりにも三百万余の国民の命の代償にしては軽薄が過ぎる。

そして靖国に眠る国家の犠牲者よりも国民の犠牲者の数の方がはるかに大きい。

“参拝する、しない”それを重大視すること自体が無責任国家の謀ではないのか。

終戦記念日にB-29



Posted by 昭和24歳  at 14:05 │Comments(0)

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