2019年01月01日
フェードアウトする家族の肖像
フェードアウトする家族の肖像
末娘のお誕生日家族で伊香保グリーン牧場へ行った時の一葉。
あれから23年の歳月ガ流れようとしている。
窓の外には「毎日元旦マラソン」の取材だろうヘリコプターがその静けさに騒がしい。
その末娘は友達と初詣だと朝早くに出かけた。
家の中はシ~んと静まりかえり三匹の猫がストーブの前で丸くなっている。
そんな猫たちにブツブツ言いながら杖をコツコツとさせながら洗濯機を回しに。
「老いる」ということはこういうことなのか・・・
物事への興味が薄れると同時に目も耳も遠くなり足腰も弱まる。
進んで外出する機会も少なくなる。カミさんを誘っても車椅子が面倒くさいと断られる。
今は亡き父母もそうして晩年の正月を過ごしたのだろうか。
そうだ、記憶が薄れ夜明けも日没も気にならなくなり・・・
「春の海終日のたりのたりかな」
ボケることはいいことなのかもしれない。
それは「死」の現実からの本能の精神的逃避。
Posted by 昭和24歳
at 16:14
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