2009年03月30日

友達はクリスチャン

永住権

押並べて、この国以外、とくに欧米の人たちは「自分のため」、「家族のため」に仕事をする。
翻って、この国、日本人も本質はそうなんだろうけど、「世間体」とやらで、社会のため、人のためを取繕う。
結局は、自分で自分に「嘘」をつく事になるから、失敗でもしようものなら全部その責任を被せられてしまう。

昨日、同い年の「アメリカ人」のオジサンと話をした。
14年目にして、家族で日本の「永住権」が取れたと喜んでいた。
もう、スポンサーを探す必要がないと大喜び・・・

彼の仕事は結婚式場、今にはやりの「教会式」の結婚式のプロデューサー。

そこで聞いてみた・・・

「保険なんかはどうしていたの」

と聞くと。

「ん、それは重要なポイントだけど、日本式の組織に属して、組織に従属するのは耐えられない」

と。

「僕は、仕事で、尊敬されたいんだ・・・」

と。

組織、会社に雇用されたら、尊敬される人間にはなれないらしい・・・
西洋人が、特に「契約」に拘り生きるのはそこなのかも知れないと思った。

所謂、「レイオフ」にしろ「失業」にしろ、「職」としての「契約」は神との「契約」。
その元での、「ボス」との約束事でしかに過ぎない。

全てに「自分」、「自分の家族」が優先すると云う。だから、当然「単身赴任」なんて云うことは「有得ない」と。
ある種、自然の摂理か・・・才能、努力以前の問題に「自分」があると云うことなのか。

そんな彼が面白い話をした・・・

アメリカの、所謂「ホームレス」、これも「神」の試練だという。
何故自分が、ここにこうして「ホームレス」であるかと云う事を公衆で「スピーチ」するのだと。
ホームレスは社会の敗者ではないのだと、自分の「究極」が今「ホームレス」と云うだけで、必ず復活すると。

失業をして、慈善団体がボランティアする「食料援助」。
何の引け目もなくその列に並ぶ・・・

「あなたは、私を援助する幸運に恵まれた」

と・・・

日本では、良かれと会社、組織に従属し。自分の時間も、家族との時間も、その全てをその、会社、組織に強制され。
それが、恰も、自分、家族のためになるのだと洗脳され・・・・・・
終わってみれば、何一つ自分には残らない。

良くて、余命20年余りのための「退職金」と「年金」。
朽ちた肉体と、荒んだ精神、そして思考を失った脳だけ。

「西洋人は」と、その友達も云っていた・・・

「リタイアメント」・・・それは、「開放」だと。これからが自分と、自分の家族だけの人生だと。
日本は、日本人は即「退職」は「失職」。
それまでの、キャリアを活かす事も、推し進める事もしない、ただ、悲嘆に暮れ「預金通帳」とニラメッコ。

彼は、当然ながら「クリスチャン」であり、日々「神」との契約の中に生きている。
僕などは、信仰心の欠片もない人間だが、彼に言わせれば、それも生き方だと・・・

「気にすることはない、天に召されて神様にお会いになった時に信仰をしても遅くはないよ」と。
「神は既に、オマエをお許しになっている」と・・・
「大丈夫・・・僕が、お祈りしてあげるから」と。

コーヒーショップを出るときは、「ワリカン」でした。



Posted by 昭和24歳  at 14:36 │Comments(0)

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