2014年05月15日

基礎年金(国民年金)はアウト(2)

基礎年金(国民年金)はアウト(2)

なぜ、年金のお金は無くなるのか?
このことは有名な国民年金制度の創設者で元厚生省年金課長だった花澤武夫氏の回顧録を見れば一目瞭然です。

「この資金(年金)があれば一流の銀行だってかなわない。 厚生年金保険基金とか財団とかいうものを作って、その理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると、厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。
年金を支給するのは二十年も先のことだから、今のうちに使っても構わない。先行き困るという声もあったが、そんなことは問題ではない。将来みんなに支払うときに金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから」


つまり、国民から年金といってお金を集めれば何でもできる。そして国民に支払う段階ではお金がなくなっているから賦課方式(今のように若い人が払って高齢者がもらう)にすれば良いというのですから、年金を始める時に、すでに「年金を支払うことなど考えず、どんどん使え」、「無くなったら賦課方式(その年精算方式)に変えれば良いと言っていたのです。

<抜粋引用:武田邦彦(中部大学教授)平成24年4月26日
ソース:http://takedanet.com/2012/04/post_4495.html

まあ、この国の中央、地方行政も頭の方はおよそそんなもんだろう・・・・・

「政治」がクソの役にも立っていないという現実。

言われている「少子化」も、地方都市の中心街のゴーストタウン化も、コレ、行政の仕事の結果。

で、その「年金」なんだが、もうすっかり忘れちゃってますけど日本国民。

「社会保険庁」の「年金泥棒事件」

まあ、社会保険庁は廃止されちゃいましたけど、その悪行で・・・・・・

っていうより、旧厚生省、現・厚生労働省ですね。

まあ、雇用保険もパクっちゃいましたし、そして全て水に流して、

「基礎年金は75歳から」って、一体どういう神経して言っているのか、極悪ですね。

まあ、政治家も政治家ですから、歳費少し減らされるってぇだけで「生活できない」とか(笑)。

いったい、普通の国民99%が、どんな生活しているのか知ってますか?

「全然知らないよ、そんなもん」

で、ときの麻生総理大臣、カップラーメンの値段を国会で質問されて・・・・・

「一個、400円くらいじゃないの」

まあ、そういう連中が「基礎年金」の話をしているわけです(笑)。

で、その「基礎年金」ていうか、厚生年金にしてもそうだけど、コレ「運用」しているわけです。

「何のために?」
「増やすために」


まあ、安全な運用ってぇところでその半分位が国債で運用・・・・・・

つまり、政府保証だからだけど、ってぇことは政府が終わったら年金も終わり(^^ゞ

で、そういうことより、今の公定歩合っていうか、国債の利回りは「1.19%」とか。

つうことは、日本経済の成長率が「1.5%」程度だから、ほとんど運用益はゼロ。

まあ、そこで一番わかりやすいのは、平成3年度くらいまでの国債利回りは6%台だった。

経済成長率は「0%」台だったけど、そこから平成6年辺りまでにかけて「2.6%」台と上昇。

で、一方、公定歩合の方はバブル崩壊までは「6%」台で、1990年以降推移してきていた。

まあ、ちょっとアバウトだが、その頃、つまり団塊世代がバリバリの現役世代です・・・・・

その頃、「6%」台の公定歩合に、年金積立金が140兆円だのと「100年安心」とか。

つまり、あの時の「坂口力厚労大臣(公明)」外いていたことが真っ赤な嘘だったわけです(笑)。

しかしねぇ、その公定歩合「ゼロ%」っていう政府日銀の金融政策なんだけど、

それって、あのバブルで無茶苦茶やってそっくり外資に抜かれ、破綻とか騒がれ・・・・・

実際「破綻」しちゃって「社員は悪くありません」とかいって泣きの名演技「山一證券」野沢社長だったけど、

そのほか名だたる都市銀行、国策金融機関「長銀」とかの不良債権処理のために「預金者保護」とか言って、

それはそうでしょう、そういう国策金融機関とか、第一勧銀、富士銀行、興銀・・・・・・

そして財閥系の三井、住友などの「資産保護」のための、公的資金、総額60兆円の投入だった。

自民党政権、宮沢大蔵大臣の時でしたねぇ、つまり、公的資金て「税金」ですから(^^ゞ

つまり、公的資金「60兆円」を投入しないと、日本の財閥、富裕層の資産がパーになっちゃうからでした。

で、あれから20年、それら金融機関はその「公的資金」を完済とか、笑わせますねぇ。

政府日銀の「ゼロ金利政策」です。これって早い話、元手いらずで「金貸し」ですから、儲かります。

つまり、預金金利は「ゼロ」だけど、貸出金利は「数パーセント」なんだから・・・・・

今じゃ、「優良な貸出先」を探すのに、金融緩和、黒田バズーカ、「アベノミクス」で銀行、

資金ジャブジャブで銀行の営業マン大変でしょう。

つまり、銀行にとって預金は「仕入れ」ですから、その仕入れが「無料」、いやそれ以下ですから・・・・・・

で、「ATM」とかで、しっかり人減らししておいて高額な手数料パクって、挙句が、消費者金融潰して、

「サラ金」まがいな商売までですから、庶民、大衆を食い物にしている。

そら、確かに経営努力、リストラ、合併、等々あったでしょうけど、今は「我世の春」を謳歌している。

つまり、「年金積立金」が年々減少するのも「ゼロ金利」だからですね、「ゼロ」以下だから減りますね(笑)。

これが、30年前みたいに6%台をつけていたら、黙っていても毎年「8兆円超」づつ増えていくのに・・・・・

で、年金資金運用とか言って、証券や外為やって、「野村に聞いてごらん」とかで、手数料抜かれたら、マイナス(^^ゞ

で、政府もしらばっくれちゃって、「社会保険庁」を潰しちゃって「独立行政法人」て、

つまり、あとは自己責任で、って、そんなわけで、「企業年金基金」なんてあの「AIJ事件」じゃあないけど、

まあ、政府、社会保険庁がやってきたことは「AIJ」と似たかよったかで・・・・・

「年金、払う時にお金がなくなったら、賦課方式にすればいい」(厚生省・花澤年金課長)

つまり、積立金はどんどん使っちゃへ、支給するのは30年後だから、その時は現役世代から集めた掛金で賄えばよい。

こういう話だから、これって、政府、承知でやってたわけですから「国家詐欺」ですねぇ。

で、今になって、その虎の子まで取り崩しても、足りない。つまり、現役世代が減っちゃってますから。

まあ、いずれにしても、こうした公的年金制度が始まってからの積立金総額・・・・・・

つまり、国民が支払ったこれまでの累計額はおよそ「800兆円」とかですけど、出入りのバランスはあるにしても、

その「賦課方式」にしてるわけだから、本来なら現状、その「800兆円」が、

国年「10兆円」、「厚年」が140兆円、まあ、財投資金に投げちゃったっていう話もだが・・・・・・

その回収もないまま焦げちゃったのが、住宅公団だったり、石油公団、道路公団、今、全部看板変えちゃってますけど。

そこのところの天下り体質は全く変わっていないのが実情ですね。

まあ、「100年安心」とか、国会で見栄切った坂口力厚労大臣にもう一度答弁してもらいましょうか(笑)。

その答弁書を作成した「厚労官僚」、多分、課長クラスだろうけど・・・・・

基礎年金(国民年金)はアウト(2)





Posted by 昭和24歳  at 08:04 │Comments(0)

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