2014年03月21日

ベビーシッター事件簿。それを象徴する日本社会。

ベビーシッター事件簿。
それを象徴する日本社会。


ベビーシッター事件簿。それを象徴する日本社会。

↑、こういうサイトがあることすら、
今の今まで知らなかった・・・・・
どこか、タガの外れた日本社会の現実。



男児死亡事件で注目、「ベビーシッター」紹介サイト なぜ母親たちは利用せざるをえないのか

 登録シッターと直接やりとりするため、比較的低価格なところが多い。あるサイトでは「派遣型サービスの平均料金が2000円前後に対し、1000円前後が相場」(1時間当たり)と説明している。料金面だけでなく、急な依頼や夜の依頼に対応してもらいやすい点も重宝されているようだ。

シッターとの事前面談は難しい?
 だが、マッチングサイトでのシッター利用は一定のリスクも存在する。個人シッターの質はバラバラで、育児未経験者もいる。サイトには詳細な個人情報は書かれていないため、今回のように名字と連絡先しか知らないまま預けてしまうケースもあり得る。あるサイトでは「子供を預ける際には事前にシッターと面談するよう注意喚起している」と説明しているが、シッターを頼むほど忙しい親にとって事前面談がどこまで徹底されているかは不明だ。

<抜粋引用:J-CASTニュース 3月18日(火)19時13分配信>
ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140318-00000006-jct-soci&p=2

>サイトには詳細な個人情報は書かれていないため、今回のように名字と連絡先しか知らないまま預けてしまうケースもあり得る。

有り得ない!!

まさに狂気の沙汰としか思えない.

見ず知らずの人間に、いかなる理由があろうとも・・・・・・

「我が子」を預けるなどということができるのか。

そしてコレ↓

死亡の2歳児と弟、着衣なし ベビーシッター事件
 埼玉県富士見市のマンションの一室で男児の遺体が見つかった事件で、この男児と、同じ部屋で保護された弟(8カ月)が当時、衣服を着けていなかったことが捜査関係者への取材でわかった。弟は低体温症になっていたという。神奈川県警は死体遺棄容疑で逮捕したベビーシッターの物袋(もって)勇治容疑者(26)から、兄弟を預かっていた間の状況について事情を聴いている。

<中略>

 物袋容疑者はネットを介して母親の依頼を受け、14~16日の予定で兄弟を預かっていた。

<抜粋引用:朝日デジタル 2014年3月20日07時01分>
ソース:http://www.asahi.com/articles/ASG3M7FMXG3MULOB02C.html

>この男児と、同じ部屋で保護された弟(8カ月)が当時、衣服を着けていなかったことが・・・・・・

つまり、このことが表面化されなければ、この弟「8ヶ月」も時間の問題だったのかもしれない。

この間、「母親」は何をしていたのか、そして「父親」は、無粋な質問かもしれないが・・・・・

>14~16日の予定で兄弟を預かっていた。

低価格「時間1,000円」にしても、48時間の利用料金は48,000円・・・・・

その間の、男児の、そして弟乳児の食事代、ミルク代は???

おむつに、着替えに、そこのところは一体どうなっていたのかが全く報道されていない。

僕も経験があるが、コンサートツアーで末娘が半年位の時2日間一緒に行くにしても、

着替えや、おむつ、そしてミルクとかなりの荷物だった、まあ、母親も一緒だったが・・・・・

で、ネット上では「働く母親」はそうしたサイトを通じて「ベビーシッター」を利用せざるを得ないというが、

そこにある、「待機児童」問題も絡めて様々な意見もある中で、しかしこれは「日本社会」その現代の「闇」。

それが、幼気ない「子ども」を犠牲にしていまっているという現実に気付かなければならないのではないか。

政府は、そして社会は「少子化」を問題視しつつ、その現実は「放置」するだけ・・・・・・

その「待機児童」問題は「明るみ」での話で、実際には母子世帯で母親が夜間労働せざるを得ない、

そういった事情の中で、この高崎の街角にも、無認可と思われる24時間体制の「保育施設」がある。

時折に、その光景、母親が深夜、仕事帰りに我が子を迎えに行くのを見るに付け、そこの所の事情を察知した上で、

いたたまれなさを覚えずにはいられない。残念だが、それが現実の社会なのかと。

そして、報道ではそうした「ベビーシッター」の利用はさらに増加の一途だとかだが・・・・・・

できるなら、その「社会システム」の中で、認可保育施設の「オンデマンド託児」が期待できないものかと。

この、経済至上主義の社会の中で犠牲になるのは結局「子ども」という弱者。

児童虐待もそうだが、育児放棄等々のネグレクトの事件化も後を絶たないのが現実・・・・・・

まあ、行政では無理だろうから、本当なら「政治的発想」でその解決を急がなければならないのではないかと。

何れにしろ、「子ども」を取り巻く行政環境は極めて貧困だとしか思えない。

今日の社会環境において、2000万人以上が「ワープア」だというこの時代。

そこにある現実を救えるのは「社会」でしかないのではないだろうか。

うわべだけの「アベノミクス」は極めて脆弱、砂上の楼閣でしかなく、そうした現実の中で・・・・・・

そこに生まれたばかりに、不幸を背負い、命まで奪われてしまう。

そこに生まれただけという政治指導者の創る日本社会は結果、そこに堕ちるしかないのか。

ベビーシッター事件簿。
それを象徴する日本社会。






Posted by 昭和24歳  at 13:47 │Comments(1)

この記事へのコメント
昭和40-50年代のアニメに、「鍵っ子」→夫婦共働きで、家を留守がちにして
子供が鍵をもつ。
まだ「鍵っ子」が珍しい頃の話。

うちも、自営業だったので、幼稚園前は、親戚や母の実家に預けられました。
今は、「鍵っ子」は死語。当たり前です。夫婦共働き→女性の社会進出も影響?

複雑過ぎる社会。

頭のいい人は、結婚しないでしょう。

離婚にかかる 精神的ダメージと多額の費用。

子供の育児教育とその後の社会。
Posted by ぎっちゃんぎっちゃん at 2014年03月21日 14:38
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