2009年01月12日

人間の尊厳・・・・・

人間の尊厳・・・・・

人間の尊厳・・・・・
これが自民、民衆の本音か!!???

街を壊し、地域共生を壊し、労働環境を壊し、社会をも壊した。
そして人間の尊厳も・・・・・



上野公園に、隅田川のほとりにブルーテント、段ボールハウスの“ホームレス村”
それが見えだしたのが平成のバブル崩壊・・・・・
それまでは、東京でいえば“山谷”で、大阪でいえば“釜ヶ崎あいりん地区”といった、何時の時代もあっただろうそれなりの理由で存在した吹きだまり。

それらはその意味では、一つは社会の規範から「はじき出され」たか、自ら「はみ出した」か・・・・・
いわゆる一般社会からはそのどちらからも隔絶されていた。
したがって、一部、民間ボランティア、慈善団体の救援行動はあったものの、その存在のすべてが、法の埒外であった。

ところで、「派遣、ハケン」と騒がれ出したのはいつ頃だったろうか・・・・・

たしか、平成2、3年ごろ、その“派遣業”を始めたとか言っていた僕の知人がいた。それは埼玉の熊谷、東松山、と東毛をエリアに営業していた。
実はバンドのメンバーだったんだけど・・・・・

「最近、忙しくってしょうがないんです!」

と、嬉しい悲鳴をあげていたのを覚えている。
なんでも、その“派遣”で働くと「時給もいい、手取りもいい」という。
もちろん、社会保険、雇用保険の負担がない・・・・・

年金が危ぶまれたり、健保が心配されたのはどうもそのころからだ。
東毛の伊勢崎、太田、大泉では大手電機メーカーや自動車メーカーの人手不足が言われ、一気に中南米の“日系労働者”が増大したのもちょうどその時期。

平成14、5年頃だろうか、その伊勢崎の工場で働くという日系ブラジル人グループのバンドと知り合った。
家族で来日、つまり出稼ぎというやつで、そのバンドリーダーはたしか僕と同い年だった。
そんな彼らは両親、姉、そして本人で働いて4人で月収が100万円近いとか・・・・・・
そのバンドリーダーの長男は医者になるためブラジルの大学医学部に通っていてとてもカネがかかるとか言っていた。
それでも、月収100万円といえば、ほぼ半年分の稼ぎと、当時は言っていた。
やはり、日系労働者社会にも賢いやつがいて、ベースを弾いている奴だったけど当時すでに日系人専門の“派遣屋”をやっていて・・・・・
ライブなんかには“ベンツ”を乗りつけていた。

今は全く音沙汰はないが、今般の“派遣切り”とくに東毛地区は厳しいという・・・・・
今頃どうしているか、それともシッカリモンの彼らだからたっぷりブラジルに送金して優雅に暮らしているか。

しかし、問題は“ニッポン”だ!!

前にも書いたが、大企業のほとんどは今では海外に生産拠点を置きその意味では完全なグローバル化は完成している。
まあ、現地での多少の賃金の上昇によるコスト増は計算の範囲だろう。
問題は“日本国内生産”における輸出、つまり国際競争力で、現在でも東南アジア等々開発途上国と日本国内の“賃金格差”は最低でも3倍・・・・・

で、下のような話になるのだが・・・・・

「自民党国家戦略本部、移民1000万人を首相に提言」
<産経新聞>2008.6.20 11:19

提言では、移民の積極的な受け入れで活性化を図る「移民立国」への政策転換が必要性を強調。
外国人政策を一元的に担う「移民庁」設置や移民受け入れの指針となる「移民基本法」制定、留学生の100万人受け入れ-などの政策が盛り込まれている。

さらに、「日本経団連は少子高齢化に伴う人口減少対策として、定住移民の受け入れを提言する」ともアナウンスしている。
もちろんその自民党の提言はそんな経団連の意向を受けての話なんだろうが・・・・・


つまり今日の“格差社会”も“派遣切り”も、そしてそこで生まれたネットカフェ難民も、マック難民、ワーキングプアも、
“政官財”の国民「貧民化政策」に他ならない。
かつて戦前の「満州棄民政策」、そして戦後の「中南米棄民政策」と何ら変わらない・・・・・
早い話が、大企業が国際競争力に勝つための日本国民を“開発途上国生活”に貶めるための最悪の政策だ!!


インドネシア人看護師、介護士の日本招聘研修も農業研修もそうだろうが、つまりかれらの賃金は本国並みか、それに多少色がついた程度。
もちろん、今の日本国民の看護介護士の賃金だって年間300万円未満がほとんどだという・・・・・
そして大企業製造業は“国際競争力”に勝ち抜くためと、日本国民の賃金をその開発途上国並みにするか、
アメリカのような自由主義、自己責任とかの“下層労働市場”、低賃金で国の社会保障セ度からはの全く埒外の、そんな憲法の保障する、
憲法の精神を踏みにじった格差社会、身分社会の国家形成を企図しているのが今の政官財の議会制民主主義政治だ。

それには定住移民の受け入れ、移民庁の設置、移民法制定は当然の施作だろう。
そして最悪なのが、その移民する外国人、“定住”ということであるなら当然選挙権も付与することになる。
今後50年間で“1000万人”は自民党とか民主党とかの話ではない・・・・・
その意味では、現在の自民も、民主も“政官財”に組み込まれた具でしかない。

もちろん50年後には僕らはいない・・・・・
今日生まれた子や孫が50歳になる頃の話だ。しかし、昨今の政官財が創り出す社会環境は明らかにそれを曝している。


人間の尊厳を少しづつ奪う・・・・・
人から施しを受ける、政府に保護を求め、政府の言うとおりに、居住を変える。


いったいどういうことなんだ!!
あの派遣村とは!!???



Posted by 昭和24歳  at 17:17 │Comments(0)

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