2008年09月02日

福田首相辞任

安倍もそうだったが・・・・・・

自民党というコップの中だけの政治力学で総裁総理になった福田康夫。

強烈なポリティックス・パワーの田中角栄(佐藤派)がコケテ、竹下、橋本、小渕と・・・・・・
戦後、吉田茂(外務大臣・総理大臣)を流れとする官僚政治が、いわゆる「保守本流」といわれる、
今日の日本の政治の形。

吉田茂と対峙するが60年安保の岸信介も戦前戦中の官僚、商工大臣、満洲国総経理で、
A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに囚われ飲みとなるが不起訴、釈放・・・・・・・
その後自由民主党総裁、首相となり、日米安保改定、騒乱の“60年安保”で退陣。安倍元首相の祖父。

その政治が今日まで延々とつづいてきた・・・・・・

池田勇人、佐藤栄作(岸信介の弟)、福田赳夫、大平正芳、中曽根康弘、宮沢喜一と、全員、戦中の内務、大蔵官僚。
その間、田中角栄、三木武夫、鈴木善幸という、いわゆる党人派、そんな総裁総理もいたが、
ほとんどが官僚出身のそれだった。

高度経済成長も、米ソ冷戦構造も終焉し、ベルリンの壁も崩壊し、ソ連も消滅した・・・・・・

明らかに、世界史は激変してきている・・・・・・・・のに・・・・・・

戦後第二世代の竹下登(DAIGOのおじいちゃん)総裁総理を最後に第三世代、小沢一郎に指名された海部俊樹、
そしてその後の、橋本龍太郎からは小渕、森、小泉、安倍そして福田と全て世襲。

それでも、橋本、小渕、森、小泉までは閣僚経験、党三役経験もありその意味では世襲にしろ政治家としてのキャリアは積んでいる・・・・・・
しかし、安倍、福田の両総裁総理はその自民党というコップの中での力学だけの幹事長、官房長官で・・・・・・
行政省庁の“トップ”経験は一切ない。

ただ、祖父が首相、父親が首相だったというだけで、客観的に見えるのは「なりたくてなったわけではない」という・・・・・・
決意、意思なき宰相の座であった。

実は、日本も世界も革命的変化を遂げようとしている・・・・・・
そして先進国といわれる国、アメリカでは初の黒人大統領誕生かという変化、
フランスのサルコジ大統領にしても移民の子が大統領になる・・・・・・
韓国の大統領だって、在日韓国人として日本に生まれた。
といったように世界は政治も経済も激流の中にある。日本もその渦中にあるのだが政治はそれに気づいていない。

そして、次は吉田茂首相の孫、麻生太郎????

日本だけが旧態依然とした、官僚が政治を操る・・・・・・
たしかに、戦前、戦後と官僚が内閣を構成し行政してきた。その結果が、日中戦争、大東亜戦争、敗戦。
そしてその後も、官僚だった政治家がその手法のままで戦勝国の占領統治下、ありとあらゆる知恵を絞って為政してきた。

そのことは、日米安保下、独立したとは言え世界一広大な軍事基地を敷かれ、アメリカの顔色を窺いつつ・・・・・・
それでも軍事支出を抑え、経済では実質アメリカをも凌駕するほどの大国となした。
一重に、官僚主導の護送船団方式の貿易、金融の経済政策・・・・・・・

しかし時代は変わった。

その時代が変わったことに気づかないままが、「失われた10年」を過ごす。

安倍晋三、福田康夫内閣総理大臣・・・・・・

いとも容易くその最高権力の座を投げ出した。

時代は変わったのだ・・・・・・

国民もそれに気づかなければならない。政治は玩具ではない・・・・・・







Posted by 昭和24歳  at 09:17 │Comments(0)

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