2008年08月01日

渇いた追想

渇いた追想

昭和47年・・・・・

僕は渋谷のとあるライブハウスでこのメロディーを口ずさんでいた。

その年の夏に軽井沢で友人のショップを手伝った・・・・・

万平ホテルにジョン・レノンがオノヨーコと暮らしているとかの噂が。

全ての「時代の喧騒」が去った静けさがそこの避暑地には今のような猥雑さはなかった。
東京の富豪たちのために築地・銀座・赤坂のレストラン、料亭がしっかりとした出店を構え・・・・・・
夜ともなれば眩いばかりの高級車がそこに鈴なりになり冷え冷えとした情景の佇まいを見せていた。

全ての「時代の喧騒」が・・・・・・

ベトナム戦争も終わり、学生運動も、そして浅間山荘の赤軍事件もその少し前に、
まるでなごともなかったかのように新しい時を刻み始めていた。

軽井沢銀座とはいっても郵便局から向こうはほとんど何もなかった。
網の目のように走る別荘地の小道からはそれこそ銀幕から抜け出てきたかと見紛うばかりの人が行き交う・・・・・
友人が借りていたショップは軽井沢銀座入り口、100メートルほど手前のしもた屋の玄関。
それでも、物珍しそうにそうした瀟洒ないでたちの人たちが買い物をしてくれたていた。
とにかく手作りの皮鞄専門の店だったが当時で10万円前後のボストンが日に2、3個は売れた・・・・・・

「ジョン・レノンがあそこで飯を食っていたよ」

と、ベントレーかなんかから降りてきた中年の紳士がいっていた。

なにもかもが無関心の時代・・・・・・

僕らもそうだった。

どうしてだろう・・・・・・・
ジョン・レノンといえばあのビートルズ、世界でもトップレベルのミュージシャンなのに。
あの時代・・・・・「へ~~~」というだけで、「だから」という感じだった。

どんなわけかは知らないが、ジョン・レノン・・・・・
甚く日本を気に入っていたらしい。
育ちがいいかどうかは別にしての日本人の妻「オノ・ヨーコ」。
僕らにしてもそうだが、あの時代アメリカにかぶれにかぶれても・・・・・・・
日本人、木造家屋、土壁の家屋、畳の生活の和洋折衷をものの見事に棲み分けていたように思える。

当時のバンドメンバーで友人だったアメリカ人夫婦(学生)が経堂で生活していた。
彼らは経堂駅近くの戸建てを借り、まさに「和風」というのだろうか、
可笑しいほどにセンシティブな「和風生活」をしていた。

そう・・・・・昭和47年。

それは今の東京ではない。
それは僕の生まれ育った高崎でもそうだったが、実に「しっとり」した芳醇な情景が、佇まいがあった。

12月・・・・・・
ダコタハウスの入り口で「ジョン・レノン」は凶弾に倒れた。
それは、戦後・・・・・第二次世界大戦後のひとつの時代の終わりを象徴していたようだった。

アメリカ人の夫婦を通して知ったことだが・・・・・・・

「ロック」は全て、宗教音楽なんだそうだ。
プレスリーの歌う曲も、ライチャーズ・ブラザースの歌う曲も全てが「聖書」に基づく楽曲だという。
もちろん、ビートルズの曲の全てが聖書を皮肉ったり、聖書を崇めたりの曲・・・・・

ジョン・レノンの啓示的な・・・・・・
その意味では聖書を超えかねない楽曲「イマジン」。
いよいよ次の戦争の準備をしていた時の為政者たちにとっては、
ジョン・レノンが創りつづけるであろう、その宗教的博愛の楽曲が許せなかったのかも知れない。

昭和47年。

僕らがなすべき時代はそこにあるのかもしれない。
その10年ほど前までは都内を路面電車が走り、トロリーバスが走り・・・・・・
新宿副都心には未だ超高層ビルの欠片も見えなかった。

それを思うと時代は・・・・・創られたのではなく。

壊されたのかも知れない・・・・・・・


Imagine

Imagine there's no heaven. It's easy if you try.
No hell below us above as only sky/
Imagine all the people living for today Aha---

Imagine there's no countries. It isn't hard to do nothing to kill or die for and no religion too.
Imagine all the people living life in peace yuhuh----

You may say I'm a dreamer but I not the only one.
I hope some day you'll join us and the world will be one.

Imagine no possestion. I wonder if you can no need for greed nor hunger a brotherhood of man.
Imagine all the people sharing all the world.

You may say I'm a dreamer but I not the only one.
I hope some day you'll join us and the world will live as one.




Posted by 昭和24歳  at 07:52 │Comments(0)TrackBack(0)

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