2010年12月04日

不確かな時代に・・・・・・

不確かな時代に・・・・・・

不確かな時代に・・・・・・




僕が昨日ある場所で話した若者は共に28歳だった・・・・・

ちょいとした文章もすらすらと読んで見せた。

取り立てて優秀と言うわけではなさそうな二人。

当人達も「俺なんかダメッスよ」と謙遜でもなく言ってのける。

聞けばご両親は僕と同世代・・・・・

いわゆるニートではないことは確かだ。

一人は、大学、留学と、

「親にだいぶ迷惑かけちゃいましたからね・・・・・
少しづつ返さなくちゃ」

と、真顔で言った。

もう一人は、新潟六日町から群馬へ仕事できているとか。

「コシヒカリ、佐渡のコシヒカリは美味いッすよ・・・・・
それも玄米、食べる時に精米する・・・・・最高ッス!
南(南魚沼)のはダメッスね。混ぜもんばっかりで・・・・・」

僕の次女の亭主も同世代。

ケーキ職人、っていうか、コンビニ専門のケーキだとかの会社、もう6年目だが。

「10年です・・・・・最低10年。
俺にはこれっきりないですから」

小学校4年を頭に3人の子供の親。クリスマスの時期、寝る時間は一日、4、5時間がいいところだそうです。

下手をすると「通し」なんていうこともあって、その度に娘と子どもたちは泊まりにくる。

とにかく必死になって「生活」している。

それは僕らのその時代とは比較にならないくらい。

やはり、今日、普通の若者は本能的に己を研鑚している・・・・・

それは教えられるものでもなく、己がどうあるべきかの中で、試行錯誤。

本を読み、仕事を探し選び、自分の将来を探そうと努力している。

件の青年だが、彼等とは、たまたまのある勉強会だったがそこで初めて知り合った。

彼らは何かを知りたくて参加したと言う。

テーマは日本国憲法の前文を普通の文章に書いたやつ・・・・・・

それに自分の意見を言う。

正直、驚いた。今の若者、大学生は漢字を読めない、書けないとか言うが、

そんな・・・・・普通の若者がそれを「スラスラ」と呼んでみせる。

いい意味で、その青年達の「親の顔」を見てみたいと思った。

きっと、しっかり自分を生きた「人」なんだろうと想像する。

それは、確実に二極分化してるのかもしれないその世代は・・・・・・・

しかしそれは、マスコミ、メディアが言うほどではないのではと思える。

精々が、9対1。

九分九厘が普通でほんの僅か、そうした心に病みを持った者もいる。

それを面白おかしく伝えるメディア・・・・・・

いつだったかの国士舘大学の集団女子高生暴行事件を起したサッカー部学生。

今、大学で部活が出来るのは学費免除の特待生か、裕福な家庭の子女だけだろう。

僕の長女、学費以外は、小遣いからアパート代までアルバイトの4年間。

もちろん遊ぶ暇はない・・・・・・

娘は申し訳なさそうに、

「パパ・・・・・学費大丈夫?」

時には学費納入遅れて、僕が学校の事務まで持参したこともあった。

そんなことも娘は知っている・・・・・・

僕には娘たちに、生き方を教えるなんていうことは出来はしない。

娘たち、子ども達は僕らの生きている、その後姿を見て・・・・・

今必至に自分の人生を切り開こうとしているのだろう。

大きな幸せも、小さな幸せも、幸せには代わりがないが、

しかし、不幸は様々だ・・・・・・

それを「最小不幸」とはまさにブラックジョークの類い。

先の青年達。

聞けばいろんな経験をしている・・・・・

普通に僕とも話せる。そして時には僕の言葉に、興味深く質問する。

「親にはずいぶん迷惑かけましたからね・・・・」

28歳の二人の青年。

この時代、自分を生きることに真剣になっている。

そう思った・・・・・・

不確かな時代に・・・・・・




Posted by 昭和24歳  at 19:23 │Comments(5)

この記事へのコメント
サバイバルですね。だから智恵を求めている。小さくたって夢や希望を叶えようとする。さらに自分だけじゃなく誰かのために役に立つ存在に成りたいと志す。

貢献。それが自己実現の本来の姿です。強欲資本主義の対局ですね。

若い衆は希望です。
Posted by 忠やん at 2010年12月04日 21:11
Economics is the study of how individual,firms,and goverments within our society make choices.
Choices are anavoidavele because desired goods,sirvicies and resources are inebitavely scarce.

いろいろ言ってもたしかに片時も忘れませんね。
Posted by 寅● at 2010年12月04日 22:14
そりゃ強欲社会主義とも対局です(笑)
Posted by 寅● at 2010年12月04日 22:36
>2010年12月04日 22:36
>寅●
>そりゃ強欲社会主義とも対局です(笑)

そりゃあそうですね。
資本主義の最終局面は共産主義革命にて成就とか云々のマルクスの言葉は、前提条件が成立していないから「未だに幻の王国」なんぞいう原理主義的な勘・き違いさんがいたりして、オララ~)`ε´(

あのぉ…↑和訳して下さいなm(..)m
Posted by 忠やん at 2010年12月04日 22:58
クリントンのブレーンだった学者の言葉です。
が、学者の言葉は特殊。

世を経て民を済む。
これ社会に共生する個人、会社、政府の選択のあり方である。

選択は不可避だ。
なぜならば人々が渇望してやまない財、サービス、資源は否応なしに稀少だからである。

言語は言語です。
漫画や想像力とも違い、推論規則を活用して機械的に物事を考える仕掛けに過ぎません。
からいくら漫画や妄想をしても勘違いを生むだけです(笑)
Posted by 寅● at 2010年12月05日 04:15
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