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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション  at 

2021年12月04日

浴室で孤立出産 誰にも相談できず4日で消えた命

保険証がなくて、病院には行けなかった。


「娘に謝りたい・・・」浴室で孤立出産 誰にも相談できず4日で消えた命
11/28(日) 9:25配信 TBS系(JNN)
予期せぬ妊娠だった。

子どもを産むことが夢だったので、中絶は考えなかった。

保険証がなくて、病院には行けなかった。
怒られると思って、親には頼れなかった。

そして母親は、誰にも言わず、自宅の浴室で、一人、出産した。

生まれた赤ちゃんは元気に泣いていた。
「一人で、頑張って育てていこう」
母親は、そう誓った。

しかし、赤ちゃんは生まれた4日後に死亡する。

母親は逮捕された。
赤ちゃんを医療措置を受けさせないまま死なさせたとして。

■「孤立出産」を選ばざるをえない女性たち

医師の介助を受けず、自宅などで一人で出産する女性たちがいる。「孤立出産」と呼ばれ、その先に、赤ちゃんの殺害や遺棄につながる可能性が指摘されている。最新の厚労省の調査によると、心中以外の子どもの虐待死では0歳児が 49.1%と最も多く、月齢では0か月児が 39.3%と最も多い。 母親たちが抱えていた問題は「予期しない妊娠」「妊婦健康診査未受診」が 35.1%で最も多く、妊娠期に適切な支援を受けることなく孤立出産し、遺棄に至っている事例が多いことが伺えるのだ。

「孤立出産」は、当然のことながら、赤ちゃんだけでなく、母体にも危険が伴う。それでもなお、女性たちはなぜ1人で出産することを選択せざるをえないのだろうか。生まれたばかりの赤ちゃんが死亡する事件が起きるたびに耳にする「孤立出産」の背景にあるものを知りたい。そんな思いで、私はある裁判を傍聴した。

■「一生懸命育てた・・・」誰にも知られず4日で消えた命

池田知美被告(33)は2019年の年末に東京都内の自宅の浴室で女の子を孤立出産した。その後、赤ちゃんの生存に必要な医療措置をせず、仕事に出勤するためなど7回にわたり自宅に置き去りにして、4日後に死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた。

裁判で池田被告は「自分なりに一生懸命育てていました」「遺棄はしていない」と起訴内容を否認した。生まれた赤ちゃんは在胎約30週で、体重は1500グラムの低出生体重児だったが、もし生まれてすぐ救急車を呼んでいれば、ほぼ確実に命を落とすことはなかった。しかし、妊娠、出産だけでなく、出産後も、誰にも告げず、病院にも行かなかった。その理由について、池田被告は次のように話した。

Q妊娠が疑われても病院に行かなかった理由は?
「健康保険料を滞納していて、保険証がなかったので病院に行けないと思っていた」

Q出産のときになぜ救急車を呼ばなかった?
「痛みが強くて、携帯を触れなかった」

Q出産後にすぐ救急車を呼べばよかったのでは?
「元気に泣いていたので大丈夫だと思った」

その後も、赤ちゃんが弱っていると感じながらも、誰かに相談することも、病院に行くこともなかった。結局、赤ちゃんが動かなくなってやっと救急車を呼ぶのだが、時すでに遅く、赤ちゃんは死亡した。

裁判の中で、忘れられない裁判官と池田被告とのやりとりがある。

Q今振り返ってどうすればよかったと思いますか?
「仕事を休むべきだったと思います」

Qなぜですか?
「1人で置いておいてはいけないなって」

Q仕事に行かなかったことでよかったと感じる?
「そうですね、はい」

Q赤ちゃんを病院に連れてきてもらいたかったというのはわかりましたか?
「そうはいいますが、娘は元気だったから」

裁判官は、池田被告の答えに少し驚いているように見えた。裁判では、病院にすぐ連れて行けば赤ちゃんは救えたということが繰り返し述べられていたため、予想外の答えだったのかもしれない。実は、私はこのやりとりにこそ、池田被告の抱える深い孤立が表れているような気がした。被告は「病院に行かなかったこと」よりも「赤ちゃんを1人にしたこと」を反省していた。それは1人でいることの苦しみが池田被告自身にとって何よりも勝っているということの表れとはいえないだろうか。

■“誰かに頼る”という選択肢がない孤独とは

孤立に苦しんでいるなら、なおさら助けを求めればいい。そう感じられるかもしれない。しかし、理由はわからないが、池田被告にとってそれはできない状況だった。池田被告は、病院だけでなく、あらゆるものへの依存を選択肢から除外しているようだった。

Q保険証がなくて病院に行けない思ったら、役所に相談しようとは?
「役所も信じられないので」

Q仕事を辞めたかったのにできなかったのはなぜ?
「いままでも休みたいといっても出勤しないと家まで来るんです」

Q警察に相談すればよかったのでは?
「警察には頼りたくないです」

Q自宅を警察が捜索した際、小袋に2万5千円入っていましたが、これは?
「銀行に預けるの苦手なので」

池田被告は、私たちが当たり前に頼っていることを、拒絶していた。そこに至った経緯はわからないが、様々な社会課題に直結するといわれる「社会的孤立」を具体的に示された気がした。そして、その先に今回の「孤立出産」があったのではないだろうか。誰かに頼るという選択肢が存在しない孤立状態。それはどんなに寂しく、冷たい世界だろう。そしてこのさらに不幸なのは、生まれた赤ちゃんにとっては、そんな孤立した池田被告のみが唯一の頼れる相手だったことかもしれない。

■「相談する人、頼りにする人をぜひ作ってほしい」

11月26日、東京地裁は、池田被告に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。裁判長は、最後に池田被告に対し「相談する人、頼りにする人を是非作ってもらいたい。誰かがあなたの考えと違うことを言った時には、なぜそういうのか考えて、判断してほしい。このようなことは2度と起こさないでほしい。期待しています」と説諭した。

裁判長の言葉は、人と関わることを諦めないでほしい、という想いが込められていると思った。そのことは、孤立した人たちだけでなく、関わる側の責任も問われているように思う。おせっかいと思われてもいい、社会の側からの積極的なアウトリーチも大切だと感じた。

>池田知美被告(33)は2019年の年末に東京都内の自宅の浴室で女の子を孤立出産した。その後、赤ちゃんの生存に必要な医療措置をせず、仕事に出勤するためなど7回にわたり自宅に置き去りにして、4日後に死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた。

保護責任者遺棄致死の罪に問われなければならないのはこの国の法律とそれを執行する行政ではないのか!?

しっかし、裁判長も他人事だなぁ、ホント。


  


Posted by 昭和24歳  at 12:40Comments(0)

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