2019年01月18日

「ロボット税」の導入で日本はバラ色の人生

「ロボット税」の導入で日本はバラ色の人生


昭和50年代から社会がどう変化したか。
いわゆる「イノベーション」とかだが・・・・・
それは、日本国民「一億総中流」を「一億総下流」にしようとしている。
そしてそこで、そこの1%だけが貴族、上流階級を構成するという現実。
 そこから見た現代はその行動、移動時間は顕著に短縮されている。
つまりそれは生産性の向上だろう、しかし、一方では労働者の排除がそこで行われている。
それは、生産性、効率を追い求めるため国民から労働の機会を奪い生産性はかなりのスピードで向上するにも関わらず国民の所得は真逆の現象で低下している。しかも、GDPは昭和50年代と比べて倍増しているというのに6人に一人の国民所得がその昭和50年代まで落ち込んでいる。
 6人に一人の「非正規、派遣、アルバイト社員」の年間平均所得が200万円前後という実態をどう捉えるのか。
 高崎市にあった製造系大企業のほとんどが縮小、撤退、あるいは閉鎖した。 日立製作所、沖電気、太陽誘電、キリンビール、またそれら企業の下請け、孫請けもそこにある労働市場を閉鎖するしかなかった。
 中曽根内閣に始まった「三公社五現業」の民営化は「合理化」の名の下、決定的にその労働市場を崩壊させた。
 その典型は「日本国有鉄道」の解体、莫大な負債を「たばこ税」で毎年4,000億円が国民負担に。そこでの旧国鉄債務の完済は2050年代とも言われ、そこへ東京電力福島第一原発爆発事故での廃炉等々、数十兆円という負担が「復興税」としてさらなる国民負担に・・・
 まあ、旧国鉄、現JRはそのイノベーション、「ロボット化」の極みです。
 乗車券の購入はほとんどが券売機。加えて、今では改札も「ロボット化」。そのロボット化、合理化で多くのJR職員の首切りが行われた。 加えて、保線部門も別会社、下請け化し、必要な労働者までも切り捨てた。
 JR北海道の線路事故などは首切りの対象となった社員の、旧労組の報復とも言われている。
「ロボット税」の導入
 現行のJR各社は残された債務の返済はあるが、その合理化された部門を「一人工」とした場合の賃金換算し、雇用する。
若しくはその「一人工」とした場合にかかる所得税、市県民税社会保険料負担分を「ロボット税」として課税する。
 券売機、自動改札、機器一台で年間数十万円になるのではないだろうか。ましてや首都圏、東京駅、新宿駅、池袋駅、上野駅での「ロボット税」導入は、高齢化社会における社会保障費にも充てられるはずだ。
 更には各種自動販売機にも言える、原価率の極めて低い「飲料」などではひと缶、ペットボトル一本10円課税しただけでも日本全国なら相当の税収が見込める。
 もちろん、大企業等の製造現場における「ロボット化」は労働者を排除し、一台のロボットが「一人工」あたりどれだけの生産性があるのか。そのことは昭和50年代の200兆円台のGDPから500兆円台のGDPになったことからも答えは見えている。
 つまり、労働者の排除と生産効率はそこの労働者ひとりあたりの年間所得の低下が示すところだ。ようするに、昭和50年代と現代では200兆円超のGDP数値の差がある、その数字が示すとおり、その差額の200兆円が正常に所得再分配されたなら「一億総下流化」は防止できる。
 既に現役リタイア組の団塊世代以上は最低限の社会保障の範囲でもういいが、今の現役世代、これからの若者、特に現在の20代にはそのような社会システムの革新、人へのイノベーションが求められる。
 まあ、現状、政治が世襲や一部労組による特権階級化で99%の国民のことは毛頭眼中にない。
 アメリカのトランプ新大統領の打ち出す政策はその意味では日本国民にとっても警鐘ではないか。たしかに、ここまで来るとグローバル化とやらが、自由貿易とやらがどこの国の国民であろうが得策ではないことがわかってきた。
 農林水産業の衰退、中小企業の、街の商店街の衰退。それはあくまでも政治的支配階層という1%の今日じゃの論理でしかない。
 僕ら団塊世代は戦後の混乱期に生まれたがその後の高度経済成長という果実を貪りつづけ明るい未来を夢見て老人になった。終わる「時」はそんなに遠い将来ではない。子ども、孫、ひ孫たちのその未来がどんなものか想像してみよう。  


Posted by 昭和24歳  at 10:10Comments(0)

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