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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション  at 

2008年07月14日

大分県教委汚職事件のその後のその後その後・・・・・

教授によると、江藤被告は同年10月の合格発表の前日、教授に電話で、

「2人とも大丈夫です。正式発表ではないので、まだ伝えないで下さい」

と口止めした。

教授は「口利きは初めてで、金銭のやり取りはなかった」と語った。

“教授によると”の教授とは―――――

中学校教諭を経て県教委に入り、数年前に教育事務所長で退職。
浅利被告は中学校教諭時代の教え子で、江藤被告は教授が“教育事務所長”時代の部下だったという人物だ。

教授は浅利被告から、

「長男と長女が08年度の試験を受ける。
長男はこれまで2回受験したが合格できず、今は臨時講師をしている」


と聞いた教授は試験前の昨年7月、県教委に江藤被告を訪ね、

「教え子の子供2人が受験する。よろしく頼む」

と依頼した。

ところで、教育行政の本丸の、文科省教職員課だが・・・・・・

「年齢構成がいびつにならないよう、年上を採る傾向はある。
28~29歳にならないとなかなか採用されない地方もあるのが現状。不正を呼び込む土壌となりかねない」


というが笑わせるじゃあないか。

「不正を呼び込む土壌となりかねない」

本丸、文科省自体が“薄々”その不正の存在を匂わせている。

その小学校教員採用試験だが地方に行くほど高倍率だとか・・・・・・
最高倍率は秋田県で27.7倍、盛岡県が25.3倍と続き、渦中の大分県は11位の11.9倍。
その「高競争率トップ10」には宮城県をのぞき山形県、福島県、青森県がランクインされている。

11位の大分県がこの騒ぎである・・・・・・
異常な高倍率の「トップ10」の地方でははたして不正はなかったのか、ましてや合格者を工作減点して不合格にするなどと言った人権無視の不正はなかったのか?
大分県のこの不祥事を鑑として各自治体の教育委員会は自ら公表すべきではないだろうか。
問題は、そうした不正合格で教員となった教師の授業を受けざるを得ない児童生徒の被害の深刻さだろう。

その教育現場から聞こえてくる「授業崩壊」の話や「モンスター・ペアレント」の、教育者、教師からの問題提起・・・・・
しかし、まさかとは思うが大分県教委のように、「二人に一人」が“不正合格教師”だということにでもなれば“みのもんた”でなくとも、

「ほっとけない!!」
そう、放っておける話ではない!!

しかしねぇ・・・・・・

この夏休み、わが娘、中ニの“三者面談”がある。
ご案内の「中学教師」と対峙するわけだがはたしてどんなものか。去年もあった・・・・・
1年の時の担任は実に熱心と言うか子どものことをいろいろと注意していていろんな話をしてくれたが、
娘に言わせる「とにかくオセッカイなんだ、先生」とその世話焼きに閉口していたようだったが・・・・・・

そういえば、先生のご両親が教師というのもよく効く話で娘の小学校も時の担任の父親が校長だったとか、教頭だったとか。
結構懇意にしていた担任だったので「そのようなこと」は想像すらしなかったが(笑)。
まあ、あの先生に限ってそのようなことは・・・・・

ところで、僕の長女の亭主の両親は教師、中学校の校長だった父、小学校の教員だった母。
しかし、娘の亭主も、その弟も教師ではない・・・・・
だからどうしたと言われればそれまでだが、それはそれでそういうことなんだろうと今はなんとなく納得している。

それにしても、戦後63年。その教育は政治利用されたり、僕らが小学校の頃は当時の文部省による、「教職員の勤務評定法案」が国会に提出され、


シュプレヒコールの中に、わが恩師を見つけては、家に帰って「キンピョー反対、キンピョー反対!!」と真似て親父に叱られた憶えがある。
そう言えば、大分県は「日教組」の組織率は60%台と全国でもトップクラスだとか・・・・・・
まさかその清さを旨とする「日教組」がらみということはないだろうが、実に「奇妙」な時代に陥ったものだなあと実感せざるを得ない。

今日も暑くなりそうだ・・・・・・
  


Posted by 昭和24歳  at 09:31Comments(0)

2008年07月13日

♪それは先生~~~♪

曖昧模糊な社会・・・・

日本は昭和の大戦の廃虚から米ソ冷戦構造の中、20世紀の後半には世界に冠たる経済大国に伸し上がった。
もちろん、今日、この不況を見せながらのその実態は米国に続く世界第二の経済大国であることには違いないが・・・・・・

その「20世紀後半」までの日本社会は所得分配の問題も、経済が拡張拡大する中で解決を図ってきた。
それは、高度な“累進課税制”と、それに裏づけされた“社会保障”・・・・・
地方からの出稼ぎ労働者の問題も、多くの政治的問題を発生させながらも、自民党、社会党の裏政治政権による地方の経済の振興によって解決してきた。

日本では戦後昭和30年以降と言う時代は、多少仕事に不満があっても、働きたい人は「社員」として安定して働く機会があった。
企業もそうした中、福利厚生に企業利益を労働者に配分できた。

この僕でさえ、今から40年近く前ミュージシャン修行をしながらアルバイトのつもりで働いていた川崎の会社に「厚生年金記録」があった。
時は、あの「第一次石油ショック」の頃の話だが・・・・・・

それは少なくともバブル崩壊までは、日本は「豊かな社会」に近いものを実現したといっていいだろう。
むしろ当時は、働くのはほどほどに、「日本人はもっと余裕のある生活をすべき」という雰囲気があり、政府もそれを奨励した・・・・・・

「ワーカーホーリック」

と、世界から揶揄され、これが日本人の代名詞とまでいわれたそんな時代。

しかし、いつからだろうかこの日本社会が不気味な様相を見せ始めたのは・・・・・

それは「リゾート法」という法律ができ、全国各地で「第三セクターによるリゾート開発」、そして政府系法人によるリゾート開発も盛んに行なわれた。

それが特別法人、今日の厚労省、かつての「厚生省」と「労働省」の年金基金と雇用保険使いまくりの「ハコモノ」行政、
それが「ナントカ会館」とか、「ナントカセンター」が知らぬ間に全国各地いたるところに・・・・・・

それはいわゆる、“団塊の世代”が未だ20代そこそこの時代。

しかし今日地方のその「リゾート」はほとんど廃虚になっているか、破綻の危機にある。
ナントカ会館もナントカセンターもあれから40年、老朽化し、利用者も減少・・・・・
「青少年センター」にしても、そもそも少子化でその「青少年」が今日見当たらない(笑)。

今日、日本は「勝ち組」と「負け組」とに階層が分裂しており、それはいわれる「格差社会」。社会による「差別社会」の観さえある。
地域によっては「若者の失業率が20%」にもなっているという現況・・・・・・
そして経済の不調に合わせて、奇妙な凶悪犯罪が増え、自己破産も急増し、そのことに起因する自殺者はこの10年「3万人超」を更新している。

工場では正社員が減り、派遣社員が増えており、職場の雰囲気は殺伐としている。
このように今日の日本は「豊かな社会」からはっきりと変貌してしまっている。

しかし今日の日本の現状はまだ「まし」という指摘がある。
もちろん終戦後の混乱期は別にして、たしかに70年代頃に比べても、所得水準や生活環境は良くなっている。
また諸外国に比べ、まだまだ犯罪は少ないし、企業の競争力もある。
一方、経済発展の目覚ましいと言われる中国では、所得格差や地域格差といった深刻な問題を抱えている。
韓国も未だ分裂国家で国内が混乱しており、金持は海外に生活の拠点を移そうとしている。
米国だってテロ対策で困惑している。欧州だって「民族独立運動」によるテロの多発があり、
国がテロを警戒しなければならなくなったら・・・・・・
その国はお終いという意見の人がいるくらいである。

「冷戦」が終われば世界は平和になり、人々は幸せになると漠然と考え期待し、ソ連は崩壊し、米国が勝利し、その「冷戦」終焉した。

しかし現実はどうか・・・・・
宗教や民族の対立はより深刻になり、テロが拡散し、世界は冷戦時以上に不安定の様相を見せている。
世界的な所得の格差は縮まらず、むしろ最貧国は忘れ去られている。
世界中で昨日より今日、そして今日より明日になればより豊になるという話が信じられなくなっている。

たしかに日本の現状はそうした世界から比べれば決して悪くないだろう。
名目の経済は円ベースで縮小しているが、米ドルに換算すれば成長していることになる。
つまり今日の日本は世界から見たら「まし」な方なのだろう。

しかし一般国民大衆は・・・・・

日本の社会環境の悪化、財政赤字、年金問題などで、将来に対して暗いイメージしか持っていない。
実際、日本は社会の現状を見れば明らかに「豊かな社会」は崩壊した。
昭和世代は、昭和を懐かしみ既に諦めさえ声にしている。
たしかに当時の日本の方が楽しかったし、皆元気があった。それは当然と言えば当然で僕は20代(笑)。

しかし、今の20代の若者の自分の将来像、この国の未来像はどんなだろうか・・・・・・
可笑しいが、そういえば、その時代僕自身がそろそろ還暦になろうとしている時代なんて想像したこともなかったのだから、
「今の若者に・・・・・」という問いはあまりにも愚問かも知れない。

ふと思う・・・・・・
問題は、人々が「豊かな社会」から日本が遠ざかっていることの認識が「曖昧」なことではないか。
個人の幸せだけを重視するあまり、社会の変化から目を背けているのである。

「なんだか近頃世間が物騒になったような気がする」
くらいの感覚しかない。

したがって世の中が暗くなっていることが分っていても、
関心があるのは「自分の仕事」と「自分の年金がどうなるのか」くらいになっている。
政府も、その程度の感覚の国民を相手にしているのだから、当然「政治的危機」は毛頭ない。

あらゆる組織の腐敗が露呈している・・・・・・
政府の中枢、政治家の腐敗はもとより、官僚、行政官の構造的腐敗。

そして、思っても見なかった、身近な教育行政の腐敗・・・・・

「そんなこともあるのか・・・・・」

その程度の認識だったものが、その事実を目の前に突きつけられると、なにか、ものすごいグロテスクなものを見せ付けられたような気分になっている。

「不適格教師」をいい、「モンスターペアレント」をいい・・・・・・

その結末が「ワイロ教師」ではこの気持ちの納めどころがない。


解決策は難しいが、幾許かでも疑念のある「先生」は一刻も早く自ら清くすべきだろう。
常に児童生徒をそのように教育しているはずだ・・・・・
その「清さ」と「潔さ」がこの底なしの泥沼から抜け出す唯一の方策ではないか。

「私は一切ありません」

と大分県教育長はいうが、俄かに信じるわけには行かない。
即辞任して、第三者機関での調査を実施し、「知ることの全て」を包み隠さず告白することだろう。


♪それは先生~~~♪

ことは「教育」だ。
年金官僚の裏金とか、財務官僚の居酒屋タクシーとは次元が違う!!

と思う今日このごろ・・・・・・

しっかし暑いですねぇ!!

  


Posted by 昭和24歳  at 16:55Comments(0)

2008年07月13日

不思議の国のカスミガセキ

不思議の国のカスミガセキ

霞が関の官庁街を歩くといろんな“不思議”に出会う。

例えば、この街では消費税がゼロなのだ・・・・・・

厚生労働省の地下1階に大手コンビニがある。
お昼時になると、レジには弁当やおにぎりを抱えた職員たちの列ができるほど大盛況だ。

ふと見ると、レジのカウンターに大きく、

(一部の商品を除き)5%引です
 


――という掲示があった。

つまり、5%引きなら消費税分がゼロということではないか。

早速、『手巻おにぎり紅鮭』(124円)と『ジョージア エメラルド』(96円)を買う。
レシートには、「消費税5%11円」が加算され、合計231円になった。税金は取られている。


同じコンビニの官庁街以外の店舗で同じ商品を買ってみた。確かに値段が違う。

・紅鮭おにぎり 130円
・ジョージア  115円


消費税を合わせて257円になった。

霞が関の方がなんと1割以上安く、消費税分がそっくりいらないばかりか、さらに値引きされていた。

消費税ゼロの証拠も発見した。
厚労省内のあるテナントで商品を買うと、レシートにはっきりと、<非課税>と印字されていた。
厚労省以外にも、経済産業省、農水省、税金を徴収する財務省(国税庁)でさえ、
庁内の売店の多くは5%以上の値引きを行なっており、消費税は実質非課税だった。
一体いつから、役人だけに消費税免除の特権が与えられたのか。

それだけではない。食堂でも職員だけが1割引きのサービスを受けている。
国民の福利厚生政策を担う厚労省が、職員の福利だけを充実させているとはどういうことか。

同省にぶつけると、≪非課税≫の仕組みをわかりやすく解説してみせた。

「食堂は職員共済組合のテナントです。まず、共済組合が厚労省から庁舎の一部を無償で借りる。
そのうえでテナントを選び、家賃を無料にするかわりに値段を安くしてもらっている。
コンビニなど他の店は、年間数十万~200万円の賃料をとっている」 

(福利厚生室)

都心のテナントが月10万円前後とは、どう考えても安すぎる。
一等地で家賃がタダ同然なら、店は喜んで消費税分ぐらい負担するはずだ。

役所の建物は国有財産である。
財務省の通達では、

<国有財産を貸し出す際には賃貸料を取らなければならない>――と定めている。

国民から税金を取るだけではなく、国の資産を貸して国家収入を増やし、
できるだけ税金を安くするのが公平な政治・行政というものだ。

大手不動産会社の担当者によると、
霞が関周辺の民間ビルの店舗の家賃は「1坪あたり3万円前後」という。
厚労省の食堂の床面積は30坪はありそうだ。
有料にすれば国に月額90万円、年間にして1000万円以上の家賃収入が入るはずだ。

ところが、厚労省はじめ中央官庁のテナントの多くは家賃が無料か格安というのだから、
霞が関全体、さらに全国の官庁の施設を合わせると天文学的な損失になる。

役人が国有財産=国民共通の資産を利権化し、
勝手に無料で貸して自分たちだけで消費税を逃れているわけである。

役得にとどまらず、法律上の背任行為ではないのか。厚労省側の反論には驚かされるばかりだ。

「確かに財務省通達では家賃を取ることになっている。
ただし、国家公務員共済組合法によると、
福利事業など共済組合の運営に必要と認められている場合は国有財産を無償で貸与できることになっている。
だから、同じテナントでも、共済組合ではなく、
厚労省と直接出店契約を結んでいる喫茶店やファーストフードの店からは所定の賃貸料を取っているのです」


なんと、役人たちは共済に国有財産を無料で使わせるという法律までこっそりつくり、

役得を合法化していた。

お手盛りの法律で合法を装う悪辣さには唖然とする。

週刊ポストより・・・・

そういえば、高崎市庁舎最上階のレストランも当初の経営者(某事業不会社)は売上不振を理由に家賃を全額減免され撤退。
その後の現経営者の某レストラングループの家賃は「売上歩合」とか、市議会議事録に出ていた・・・・・

「家賃全額減免」とか、「売上歩合制家賃」とかなら別に某「○△XX」でなくても、某「○△■グループ」でなくとも経営できるのではないか。
まあ、その辺はヨロシク・・・・・・ということなのだろうが(笑)。
  


Posted by 昭和24歳  at 14:21Comments(0)

2008年07月12日

大分県教委汚職事件のその後のその後・・・・・

(刑法230条の2第3項は、「公務員に関することは、それが真実であれば、名誉毀損として罰せず。」としている。

「大分県教委汚職、得点かさ上げの現職教員は合格取り消しへ」

ただ、採用試験の解答用紙は廃棄され、パソコンや資料も警察に押収されているため、贈賄側の子女以外の対象者を独自に突き止めることができないのが現状。
合格圏内に入りながら不合格となった受験者も特定不能で、いつどのような救済措置を打ち出すのか、同県教委は難しい判断を迫られている。

「贈賄側の子女以外の対象者を独自に突き止めることができないのが現状。」

なんと情けない。これほどの事件に「自浄作用」が働かない教育行政現場とは一体なんなんだ!!???

採用試験の解答用紙は廃棄されたのだという・・・・・・
本当にそんなことがありうるのだろうか。では誰の指示で「廃棄」したのだ。

両年度とも470人を超える受験者のうち合格者は41人。
そのうちの15人の「不合格者」の得点をかさ上げ。かさ上げを「指示」した人物が特定されているではないか・・・・・

ところで、その、「不正合格者」である、贈賄側の佐伯市立小校長の浅利幾美被告(52)の「長男と長女」は今も教壇に立ち続けているのだろうか。
そこのところをはっきりさせるべきではないだろうか。もちろんその「長男と長女」もいい大人ではないのか・・・・・・

「親のしたことだから・・・・・・」

ぞんな言い逃れが通用するはずもない。ましてや「両親が逮捕される」といった異常事態。そして「贈賄」を認める供述。
いい大人だとすれば、贈賄の共犯ではないか・・・・・・
なぜマスコミはこのいい大人の「不合格者」の氏名を公表しないのか。

(刑法230条の2第3項は、「公務員に関することは、それが真実であれば、名誉毀損として罰せず。」

公務員の犯罪にはこうして名前が伏せられることが多い。

「十分に社会的制裁を受けている」とか、「将来に関わる」とかで身内どうしかばい合う。

そして廃棄されたと言う「解答用紙」・・・・・・

「いつどこで、誰が、どのようにして」廃棄したのか、そしてそれを名指しで「かさ上げ指示した」者も、わからないわけがない。

『保存期限を10年間と定めた文書管理規定』

このことだけでも意図的廃棄は犯罪ではないか。

贈賄側の子女3人も含め、現在も教壇に立っているのは計82人。
ただ得点のかさ上げの詳細については、現段階では特定はほぼ不可能。不当に不合格とされた受験生への救済策も含め、
同県教委の小矢(こや)文則教育長は9日の県議会で、

「法的解釈も含め検討しているが、事実関係の把握が難しく、現時点では困難」

「事実関係の把握が難しく」・・・・・・???

冗談だろう。これほど事実関係がはっきりしている話はないではないか。
有力県議会議員の指示や、親等のワイロ工作・・・・・・

「いつどこで、誰が、どのようにして」

ワイロ工作した当事者が一番良く知っているではないか。

これほどの重大な事態にも、その関係者はほっかむりを決め込む算段なのだろうか。

「15人前後の得点をかさ上げ」と、ことははっきりしているではないか・・・・・・
当然、得点を「かさ上げされた」当事者は自分の不出来を百も承知だろう。
にもかかわらず、「不合格者」を自覚しながら平然と教壇に立ち続けるつもりなのだろうか。

もっとも、このような事態は常態化していたようだから、
過去に遡ってこのような、「不適格教師」よりさらに性質の悪い「不合格教師」がこの採用の半分がそうだとすると・・・・・・
教員の半数が「不合格教師」ということになりはしないか。

「1990年に贈収賄事件が起きた山口県では、
不正に合格した受験者が特定できなかったため、合格無効や不合格者の救済などは行われなかった例もある。」


山口県ではそんな不合格教師に子どもたちが教えられている・・・・・・
「ワイロ工作」で教員となった「先生」に子どもたちはなにを学べと言うのだろうか。

「合格無効や不合格者の救済などは行われなかった例もある。」
これは県教委レベルの問題ではない・・・・・・・

このような事態を放置する、文科省の「文教行政」、ひいては最高責任者である内閣総理大臣の責任でもある。

「大分教員汚職 国会議員秘書も依頼 口利き10年以上前から」
県教委幹部への依頼は県議からだけでなく国会議員の秘書からもあったことが、関係者の話で分かった。
こうした“口利き”は、少なくても10年以上前から半ば公然と行われていたという。

「職業を親に金で買われた子供もかわいそうだが、コネやお金で教員になった大人に教わる子供たちもかわいそう」
  


Posted by 昭和24歳  at 09:18Comments(0)

2008年07月11日

大分県教委汚職事件のその後・・・・

<教員採用汚職>高校でも口利き 小学校からすべてで不正―――――
7月11日2時31分配信 毎日新聞

大分県の小学校教員採用を巡る汚職事件で、同県の高校教員採用でも不正が行われていたことが分かった。
収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)は中学教員採用でも不正な口利きをしていたことが判明しているが、
高校教員採用は同課とは別の課が所管しており、小学校から高校までの教員採用すべてで不正が行われている実態が浮かんだ。

小学校教員採用では江藤容疑者が、口利きを受けた受験生に最大100点以上を加点する一方、

「本来合格だった約10人を不合格としたとされる」。

最早、聖職とはいえまい・・・・・

この汚職事件での最大の問題点は「合格者」を「不合格」にしたことだ。

「不合格」を、コネ、ワイロで「合格」にするというのはあってはいけないことだが世の中の「情実」と、
コネもカネも力もない、国民大衆、庶民、腹立たしくも半ばアキラメモードが常に違いない・・・・・が、

「合格」を「不合格」にはどうしても納得がいかない!!???

皆さんはこのことをどう思っているのだろうか?

僕らの世代は少なくとも「教職」に対してはそれなりの「尊敬」の念を持っているのではないだろうか。
そして、教職者も子どもたちに学問を通して人としての生き方を、また、教職者自身、自らを鑑として「社会教育」をする・・・・・
それらに、大なり小なり「責任感」、「自覚」を常とするものと思っている。

「教員も労働者」というご意見もおありだろうが、それは思想的な一片で、多くの人々は、
その「先生」という響きに、聖域を感じているのではないだろうか。

先月だったが、小学校の時の同窓会があった・・・・・・
小学校時代の「先生」。やはり懐かしく、そして「いくつになっても親は親、子どもは子ども」といわれるように、

「先生は先生」
それが、日本という社会の通念ではないだろうか。

「合格」を「不合格」に!!

これでは、「先生」の社会に「裏社会」が存在していることを証明しているようなものではないか!!

それは「差別」。

どれほど優秀でも、コネ、カネのない者は裏でふるい落とされ不合格となる。

それほど優秀でない者でも「コネ、カネ」があれば手心、点数加算で合格となる。

これでは、水戸黄門の「悪代官の行政」そのままではないか。

つまり、 「不条理」、「不合理」のなんとも歪な社会ではないか、それが表での教育現場か。

一人の若者が懸命に努力をして「教職員採用試験」に臨む・・・・・・

「一生がかかっている」

そのことは僕らの恩師を見ていても「一生をかけてきた」を見る。

その「一生をかけた」、入口が「不正」にまみれていたのでは、こんなのは社会でもなんでもない、修羅の世界だ。
ほんの一部の、例外的な「大分県教委」だというのだろうか・・・・・・
早々に、テレビの報道では全国の教委は「自分のところではあり得ない」のコメントを寄せている。

それを信じたいが、噂がそれを打ち消す。

まさかの「教職員採用」がこの様だと言うことは・・・・・・
他の、国、地方自治体の「採用試験」ではどうなのだと言う大きな疑問が残る。

多くの国民が公教育に「6・3・3」と学問と社会を学ぶ。

まさに国民を愚弄する行政とはこのことではないか。
採用された教員の半数が「不合格者」。これが常態化していた・・・・・

不正が蔓延する「教育委員会」って一体なんなんだ!!???

そんな折も折、

「文科省汚職で参事官ら3人懲戒免職 国立大発注施設整備」

文教行政の頂点でもこのような不正でキャリア官僚に逮捕者・・・・・・


  


Posted by 昭和24歳  at 16:38Comments(0)

2008年07月10日

パンドラの箱の悪魔

ワイロと権力で腐蝕された「教育」という虚構――――

「パンドラの箱の悪魔」



“広瀬隆著”NHK出版

その「パンドラの箱の悪魔」の後読感にも似た「大分県教委」の構造汚職。

その気持ち悪さは、「教育」という、何の疑いも持たない市民、国民の感情を全く侮蔑したかのような行政の犯罪。

それは憲法にも言う、「教育を受ける権利」そして「義務」という国の精神の根幹をも否定する、実に忌々しき事態・・・・・

合格者を、権力が「不合格」にしたと言う、「人権の侵害」という最低の行為。
それが日常事であったとは、にわかには信じられないが、どうやら「事実」のようだ。

この「不正合格教師」に教育される児童生徒とは一体なんなんだろう・・・・・・

中学生を持つ親として他人ごとではない。

教育こそが国の基本ではないだろうか。
だからこそ政治は「教育基本法」をもって「国づくり」、国家形成の礎としているのではないか・・・・・・

その礎、「根幹」が腐蝕してしまっていてはここに未来はない。
  


Posted by 昭和24歳  at 20:53Comments(0)

2008年07月10日

大分教委汚職事件!!

大分県教委汚職事件――――

大分県の教員採用を巡る汚職事件で、逮捕、起訴された複数の被告が、

「採用には『議員枠』があった」

と関係者に話していることがわかった。県内の国会議員関係者も、

「有力県議や国会議員も教員採用枠を持っていた」

と読売新聞の取材に対し証言した。

大分県教育委員会を舞台に「泥沼化」の様相を呈している・・・・・・

逮捕起訴された県教委義務教育課参事・江藤勝由被告は上司から「約20人を合格させるよう指示」されたが、
5人ほどは合格圏内だったため、残る約15人に加点した。
さらに「合格ラインに達していたほかの約10人は“点数を減らし不合格”にした」という。
指示を受けた中には、400点台後半の受験者が2人いたが、上司から「絶対に通してくれ」と言われたため、
1次と2次を合わせて「百数十点を上乗せ」して合格させた。


本当にこんなことがあっていいのか・・・・・・・
本当にこんなことがあっていいのか!!???

「合格ラインに達していたほかの約10人は“点数を減らし不合格”にした」

点数を減らして「不合格に」した・・・・・

まあ、不合格者の点数をかさ上げして「合格」にしたと言うのもれっきとした犯罪だが、

「合格者」を「不合格」にするということは一体どういうことなのか、大分県教委は答えて欲しい。

そんなことがあっていいはずがない!!
絶対にあってはないらないことだ!!

何らかの事情で内部告発から発覚したこの事件・・・・・・


「採用には『議員枠』があった」

と言うように、ずっと、慣わしとして当たり前のようにやってきていた。

その間、どれほどの「合格者」が、コネやら、ワイロやら議員枠の犠牲となって「不合格」とされたのか。

高校、大学の入試でもその「枠」がある話は周知の事実だが、
まさか、「教員採用試験」で、コネ、ワイロ、議員枠・・・・・信じられない。どうしても信じられない。

その、本来なら「合格」して、教師になっているはずだった、その被害者の一生はどうなるのか。
そればかりではない、「合格」なのに「不合格」といわれ、どんな思いだったか・・・・・
教師になることを目標に、夢に、難関を突破したはずが、「コネ、ワイロ、議員枠」で知らぬまに犠牲となっていた。

1990年に同様の贈収賄事件が起きた山口県では、
捜査当局が不正による合格者を特定しなかったため、「合格の無効や不合格者の救済」などは行われなかったというが。

今回の事件では両年度とも最終的な合格者数は41人。
不正に合格した受験者の数ははっきりしていないが、関係者によると、全体の半数を超える可能性もあるという。

なんで「不正に合格」した受験者の数がわからないのだろうか・・・・・・

名指しして、「指示」して合格させたのではなかったのか。


知り合いの退職した教師に聞いてみた・・・・・・

「何処でもやってるよ・・・・・もちろんここもだ。
昇任試験もな・・・・・教頭になるには『片手』は常識だ。もちろんここの話・・・・・・
大分の件で、全国の教育委員会・・・・・戦々恐々としているんじゃあないの(笑)。」


繰り返す牛肉、うなぎの偽装・・・・・・

ブラジル産の鶏肉を国産と偽って倍以上の値段で、
千葉県浦安市の給食センターに納入していた「山形屋」の社長、奥山芳雄社長(65)は昨夜のテレビのインタビューで、

「みんなやってるよ。あたりまえのことだから。運が悪かっただけ」

大分県教委もこの程度の認識なのだろうか・・・・・

「みんなやってるよ。あたりまえのことだから。運が悪かっただけ」
半数にも及ぶという不正合格者が教師として今も教壇に上がっている・・・・・・

そして、犠牲となって「不合格者扱い」されている、昨年度だけでも15人ほどの受験者は今どうしているのだろうか。

文部大臣の辞任だけでは済まされない・・・・・・

しかしこの国の行政はここまで腐壊してしまったのか。



  


Posted by 昭和24歳  at 09:21Comments(0)

2008年07月09日

道路“族”特定財源

野々内 隆氏・ジャパン石油開発社長――――

がアラブ首長国連邦(UAE)のザクム油田で生産している原油を巡り屈辱的な契約変更をこの1月に交わし、
公団はこれ迄の累積赤字6500億円(税金)に加え、新たに公団が注ぎ込んだ出資金約6000億円(税金)が回収不能に・・・・・

“ジャパン石油開発倒産”2003/03/19(水)
http://www.tdb.co.jp/cgi-bin/tosan/syosai.asp?id=1256

負債は約3077億円(これも税金です)。

石油公団によると、同社に対する公団の出融資残高は、2001年度末時点で5723億円
(内訳=出資金3281億円、貸付金350億円、長期未収金619億円、棚上利息1472億円)となっている。
なお、資本金3652億円は、倒産企業1社の資本金としては過去最大規模の金額。

社団法人中小企業診断協会会長 『野々内 隆』平成17年4月1日
http://www.t-smeca.com/privacy.html


『野々内 隆氏・ジャパン石油開発社長』と『社団法人中小企業診断協会会長 野々内 隆』・・・・・
この両人、まさか同姓同名ではあるまい。

10年程前に都合、1兆円からの負債を残し企業倒産させた経営者が『社団法人中小企業診断協会会長』とは・・・・・・
悪い冗談にしてはほどがあると言うものではないか(笑)。


そしてさらにこの元通産官僚“野々内 隆氏”は'85年、86年の『資源エネルギー庁長官』だった。
ちなみにその二代前が元通産官僚“豊島格”で、小泉純一郎前内閣総理大臣の義兄。現在は社団法人世界貿易センター(東京) 。

国民、いい面の皮、被害者ではないか・・・・・・

さんざっぱら税金を毟り取られて国策で“石油開発”とかのでたらめ。
それを通産官僚の天下り団体が“トンネル会社”でマージン、キックバックで抜き取り、
石油元売各社は当然ここも通産官僚の天下りポスト・・・・・・
そう言えば、先の小泉純一郎の義兄、豊島格も防衛庁石油納入率トップ“コスモ石油”の副社長、アジア石油社長。

通産行政、言うなれば国家の健全なエネルギー行政に努めるはずの官僚が税金泥棒をする・・・・・・
挙句が、今回のイラク戦争では石油代金の1兆円からの税金をフセイン大統領「死刑」でアメリカの言うがまま棒引きにされ、
ご案内の、石油公団廃止、傘下のトンネル会社の計画倒産でまたまた1兆円からの負債が国民のつけ。

とにかく、騙しに騙された挙句が今日のバカ高いガソリン代“1リットル『130円台』”の国策・・・・・・
さらにバカバカしいのが、その小売値に対する“消費税”で、石油税にさらに消費税と言うインチキ振り。
まあ、それでもだまって“シブシブ”というか“泣き泣き”というか・・・・・・
何が怖いのかは知らないが毟り取られ続ける国民。

とてもじゃないが付き合い切れない――――

と言ったところで、どこへも行けるわけじゃあないし、
安い石油買おうモンなら“石油業法違反”で取り締まられる。

石油といえば、国民経済の今や“血液”ではないか。

まさにその血液とも言うべき生命線を食い物にする、生き血を吸う“それ”とはなんなんだ!!

<ガソリン>小売価格値上げ
2007年5月1日10時49分配信 毎日新聞


原油価格の上昇を受け、新日石など石油元売り各社が5月出荷分の卸売価格を1リットルあたり4~6円引き上げたためだ。

本来それを阻止するため、安定供給を行政するのが政治、政治家のはずが、それを“食い物”にする。
とこで、“原油価格上昇”ってなんだ・・・・・・!!

そして次の選挙も、自民、公明・・・・・いや、民主?
選択肢がない。これではますます認知症に陥る国民ではないか(笑)。


上記は、2007年5月11日の日記(笑)。

ガソリン価格が“130円”になったことで「なんなんだ!!」と怒っているが、今日日・・・・・・・・
なななんと1リッター“180円”が相場である。

政府、いいかげん「バックレ」ていやあしないか!!???

「180円」に、消費税だぞっ!!

1リットルあたり“53.8円”に消費税の5%!!

道路特定財源じゃあないだろ!!国交省、道路“族”特定財源じゃあないか。

いつまでシラバックレテイル気なのだ!!
  


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2008年07月09日



ゆれながら、
軋みながら、

ココロ・・・・・

惑いながら、
迷いながら、

ココロ。

ふり還れば・・・・・轍・・・・・

ぐしゃぐしゃに、
ごつごつと・・・・・それでも・・・・・

脚を盗られまいと、脚を掬われまいと、

そして溜め息。

何年も、何十年も、何百年も、何千年も・・・・・・

それのくりかえし、そして・・・・・それをくりかえす。

そんな時、ふと・・・・思い出がぼくをえぐる・・・・・

足もとにはずっと・・・・轍・・・・・

ぐしゃぐしゃに、
ごつごつと・・・・・
くねりながら、

ひしゃげ、くじけそうなココロに・・・・・

そうだったのかと・・・・・



夕べ娘の通学用の靴を買いに「シューマート」へ行った・・・・・

「12日、大会だよ」

「出られるの?」

「出られない」

「どうして?」

「規定の記録に達してないから・・・・・・
でも22日からの県大会のメドレーには出られそう」

そう言えば、
上手ではなかったけど泳ぐのがとっても大好きな娘、りょう・・・・・
中学2年生。真っ黒に日焼けして、いつの間にかこんなに大きくなっちゃって・・・・・

靴を買った帰りにドラッグストアで500mlのコカコーラ、78円を買った。
車に乗るとキャップをヒネル・・・・・

“プッシュ”っと勢いよく煙まで立てて・・・・・

「これでなきゃ!」

と言いながら、「ゴクゴク、ゴクッ」・・・・

そして、「フーーーッ」と一息。

TBSラジオでアナウンサーが、

「昭和42年に誕生した“リカちゃん人形”・・・・・」とか言っていた。

「昭和42年か・・・・・パパが18の時だぜ・・・・・」

僕がそう言うと、

「嘘っ!、パパの18ってっ!」

どうやら僕に「18歳」のあったことが不思議なようらしい(笑)。

「それもそうだな・・・・・40年も昔の話だからな。」

「嘘っ!、40年も昔って・・・・・戦争してた?」

「ああ・・・・・・ベトナム戦争だけどな」

娘にとっては「40年も昔」ってとてつもなく「昔」なんだろうな・・・・・
僕にとってはその一つ一つがつい昨日の、この足下の、「轍」なのに。

家に着くとテレビがいつものように“笑って”いた・・・・・

「オネエマン」

なんなんだこれは!!???

娘も、ママも笑ってる・・・・・・

「なにパパ怒ったような顔してるの・・・・・??」


  


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2008年07月09日

スマイル

スマイル

さあ、笑ってごらん 心を痛めていても
ね、笑って こころが粉々になってしまっていても
そうしたら 空に雲がかかっていたって 君はやり過ごせるさ
もし君が 不安や悲しみをこえて 笑顔になれたなら
それが明日だったなら
太陽は君のために輝くのを見られるはずさ

君の顔が全ての悲しみを覆い隠し 喜びに輝いたなら
涙があふれそうでも
そんなときでも 笑顔を作ろうと努力しなきゃ
泣いてるなんてもったいないよ
きっと人生捨てたもんじゃないって思えるさ 笑顔でいたならね


http://jp.youtube.com/watch?v=iu-rLA4POkI



喜劇王チャーリー・チャップリンの・・・・・・
「モダンタイムス」のラストシーンに流れてくるなんともいえない優しい旋律の名曲。
チャップリン自ら書き下ろした名曲中の名曲。
8月15日のライブでは必ず歌いたい曲です。
    
豊かさの終焉?

それは人の心まで壊してしまった。

いつかの“グッドウィル”の青年実業家の釈明会見。
数々の介護料の不正請求と不正営業。既に処罰されているのに・・・・・

「信じてください」

だなんて・・・・・

折口雅博―――――

父親の事業の失敗で、生活保護世帯の中に育ち、高校進学を断念したという彼。
陸上自衛隊の少年工科学校(自衛隊生徒)を経て、防衛大学校に・・・・・

カリスマ経営者として彼が以前テレビで見せた颯爽としたその影はすっかり消え、

「信じてください」と言いながらも、

そこには成り上がりの強かさと、弱さ、そして苦渋の交錯がさらされている。
辛苦をなめながらも幸運にも手に入れた“夢”を手放すまいと、もぎ取られまいとその必至さの様をその目がそれを言う。

社名の「グッドウィル」は――――――

アメリカ合衆国の障害者の社会復帰支援のために、廃品、古本、廃棄処分の家電、古着などの再生販売をして、
収益を自立支援のための職業訓練に全て支出し、儲けゼロで成り立っているという風変わりな企業の名前から取ったもの。

皮肉にも―Goodwill―とは“善意”の意だと言う。

つい数週間前にもその“グッドウィル”は230万人と言われる、ワンコールワーカー(日雇い労働者)から、
仕事のたびに“200円”と言う「データ装備費」を徴収していたことで労基局から是正勧告を受け・・・・・・
そんな被害者を他所に、会社を閉鎖した。

このところほとんどが低所得者階層へと落としこめられた国民大多数が直接被害者となるような事件ばかり。

社保庁の一件にももう辟易だが、結局、国民が諦めるしかない方向にもって行かれるんだろう。
官僚は自己保身に盲進、政治家は政争の具には残念ながら見え見え・・・・・・
いろんな事情で中途でなおざりに済ましてしまった受給資格のない年金掛け金大雑把な計算でも“20兆円”も帳簿上にはある。
結果、それを官僚、政治家、返す先のない“カネ”なのだからと寄って集って掴み取りしたことは容易い想像。

しかしもううんざり・・・・・・
腐りきっている。


生きようとする生まれたばかりの命を平気で捨てるという、それが「理解できない」、というこの社会の断片。

いろんな事情で愛されることを少なくして育った子どもたちには“愛する”が少ないのかも知れない。
とってもかわいそうだけど・・・・・・
きっと平気で子どもを手放す母親は、さみしい、悲しい毎日の少女時代を過ごしたのかも知れない。

たとえ家庭が裕福であっても必ずしも“それがそういう幸せ”ばかりとは限らない。
たとえ家庭が貧しいからと言ってそれが“そういう不幸”ばかりとは限らない。


金で買えると言う人もいるけど、愛情は経済では量れないと僕は思う。

でも、捨てられ、放り出された子どもはきっと強く、愛情豊かな大人に育つ。
不幸の連鎖はない・・・・・
そういう社会がこの国の底辺には必ず“いつも”ある。
そんな社会が、この国の底辺にはある、必ずある、きっとある・・・・・
僕はそう信じている。

だから悲しまないで・・・・・笑って“スマイル”・・・・・
  


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2008年07月08日

赤ちゃんポスト物語『天子の宿』

赤ちゃんポスト物語『天子の宿』

群馬県前橋市大胡町『鐘の鳴る丘少年の家』

1986年、置手紙とともに、男の子の赤ちゃん3人、女の子の赤ちゃん3人・・・・・
その年、計6人の赤ちゃんが『天子の宿』に。


フジテレビのドキュメンタリー“赤ちゃんポスト物語”を見た。

前橋市大胡町は僕のところから車で4、50分の距離。

愛育乳児園、桐育乳児園、地行園、希望館、フランシスコの町、子持山学園、東光虹の家。
『鐘の鳴る丘少年の家』を含め、群馬県内にもこれだけの数の児童福祉施設がある。
それは人知れずにある・・・・・

そのドキュメンタリーは今年二十歳になった男の子と女の子、3人の“赤ちゃんポスト”に置かれたところから、
その後、今日までの記録だった。


天皇の推測とは裏腹にまさにそれは私心を捨てて“捨てられた”子どもを養育する。

そして捨て去った親を詮索している間はない。そこに置かれた瞬間からひとつの命を救い、育てる。

僕にできるだろうか、いや多分僕にはできない・・・・・・

そう思いながらも、涙なくしては見ていられなかった。
その子どもたちの成長過程での心境を吐露する場面場面・・・・・

高校を中退、グレて一人の少年は少年院、更生。高校を卒業して印刷工としてひとり立ちした少年。
19歳で、1歳の子どもを持つ少女・・・・・

そのぐれた少年が小学生時代に描いた母親と自分との“想像画”。
その少年の背中には天子の羽が、そして母親は橋のかかる小川の向こうに・・・・・


父兄参観、運動会・・・・・・
そんな時「ああ、お母さんもお父さんもいないんだ・・・・・」と、とても悲しかった、寂しかったと。


お父さんも、お母さんもいないって、どんな感じなんだろ。
成人、大人になった彼らは「今は、会いたいとは思わないけど、顔が見たい・・・・・
どんな顔しているのか。」


一児の母となった少女はその父親はまだ16歳、入籍はできない。
でも夢に見続けた“家族”を今、現実のものにしているもの凄い幸せ。

その少女は自分の子どもを見つめて・・・・・

「なぜ私を捨てたのか・・・・・わからない・・・・・」

少女は我が子を抱き、見つめながら母親の表情でつぶやいた。

これからの彼ら、彼らの将来はどうなっていくかはわからない・・・・・

でも、彼らを捨てた母親、父親たちは僕らの世代。

おそらく50代。何処でどんな暮らしを、生活をしているのだろうか。

政治だの、選挙だの、国家だのとこうして書いていることに、
あまりにも無力感と、脱力感を感じずに入られなかった。

本当の“不幸”に手を差し伸べて育て、成人させる・・・・・
そんな施設の先生、養父母には、何の見返りもないと言っても良い。


「大変でしたよ。いっぺんに6人もの赤ちゃん、そして赤ちゃんが園児になり、
小学生に、中学生に、高校生に・・・・・
洗濯機は3つがいつもフル回転、食べ盛りの頃はそれこそ戦争。
たくさんの善意(寄付)に助けられました。」


そう言って笑って話す、今年76歳の寮母さん・・・・・
今現在は2人の子どもがそこで生活すると言う。

「この子たちがひとり立ちしてくれれば私のお役目も終わり。」

一人息子を抱っこして久しぶりに園を訪ねた少女・・・・・・

「おばあちゃんだよ・・・・ほら・・・・・」

その言葉に嬉しそうに、全てに嬉しそうに微笑むその“母親”の顔・・・・・

>平均的日本人は、自分の親戚はその利益を追求すべき友人とみなし、
>他の人間はその利益を考慮するに値しない敵と考えている。


敗戦にも巨万の富を隠し持ち、日本国中に数十万の戦災孤児を出し、
日本国民をそう言って蔑む、“あなた”とは一体なんなんだ。
そして未だ、政治と称して国民を蝕み、苛みつづける“あなた”とは一体なんなんだ。

今の内にこの不幸の連鎖に止めをささなければならない。

少子化をいい、口先だけでその“社会保障”の予算を削る。

高齢化をいい、身内の会計検査院に3兆円もの税金の無駄遣いを指摘されながら・・・・・・
1兆円の医療費負担を75歳以上の高齢者から徴税する。

赤ちゃんポスト物語『天子の宿』
生れ落ちた命は全て平等に社会が保障しなければならない。

国という社会が保障しないと言うなら、地域、行政が保障に取り組むべき問題だろう。

お金が、母親、父親の代わりができるわけではないが、
少なくとも、慈母のような何ものにも代えがたいそんな母がいるのなら何をおいても社会で保障をすべきではないだろうか。

僕も戦後の混乱期、ある理由で伯父叔母ではあるが養父母に大切に育てられた・・・・・
限りない優しさで。

  


Posted by 昭和24歳  at 16:43Comments(1)

2008年07月08日

“格差”と言うよりそれは“差別”の構造。

<3月期決算>5年連続の増収増益 東証1部776社

もはや“格差”と言うよりそれは“差別”の構造。

米国型を国際化と言い・・・・・
その極めて人種差別性の高い惨たらしい社会を範してグローバル化だと言う。

アフリカ系、イタリア系、ヒスパニック、プエルトリコ系等々のアメリカ人・・・・・
今のアメリカ社会はその人口約3億人の四分の一が“貧困層”だと言う。
さらにブッシュ大統領の富裕層への減税やイラク侵攻で、新たに540万人が貧困になった・・・・・

アメリカでは“4580万人”に健康保険はなく、医療にもかかれないアメリカ人がいる現実。
幼児の死亡率は高く、貧困と独裁とアメリカが非難するキューバよりも劣る。
病気をしても医者や病院にいけないから、幼児は死ぬのである・・・・・

世界一死亡率が低い国のひとつが日本である。健康保険があり、保健所がある。
しかし小泉改革で国保も社保も“3割負担”となった。
そして国民年金の未払いが、4割だ。1万3千円が払えない若者は、派遣パートが多くは年収200万円以下と低い。
今や、その年収200万円以下で生活する国民が1000万人超だという・・・・・・

これは格差と言うよりは“差別”だろう。

<3月期決算>5年連続の増収増益 東証1部776社

昨日の原油ニューヨーク市場は最高値をつける・・・・・
洞爺湖サミットの周辺を映すテレビに「レギュラー183円」。ここは「177円」だけど北海道はすごいことになっている(笑)。

「赤ちゃんポスト」運用初日に想定外の3歳児がいたという話―――――

今、地域の“児童福祉施設”はどこも満員だそうだ。
しかし結局その「赤ちゃんポスト」に置かれた“3歳児”は児童施設に預けられることとなった。

あまりにも悲しい出来事だが、秋田の事件のようなことにもなりかねないのでそれも仕方ないか。
そうした中にも児童虐待、子殺し等の悲惨な事件は後を断たない。
それも、子どもの親殺しとか、「老老介護」とか、高齢の妻が夫を、夫が妻を・・・・・・

ネットカフェ難民・・・・・とか言うらしいが・・・・・

思えば今から40年前はこの僕もそうした大都会、コンクリートジャングルの中の難民だったような記憶がある。
もちろんネットカフェなどはなかったが大学通学で下宿する友人を頼って上京、居候。
持ち金が尽きると僕はバンド仲間に誘われるままに新宿南口に並んだ。
あるやつは高田馬場の公園がいい稼ぎになるとそっちのほうへ。

新宿南口は川崎の工業地帯のタイヤ工場やらビン製造工場へ・・・・・
高田馬場公園は、深夜の地下鉄工事が専門だった。
中には兵もいて、横田基地でのベトナム戦争戦士兵の遺体洗いなんて言うのも。

もっともあの時代はみんなそれぞれが目的、夢をもっていた。
僕もそんな一人だった・・・・・

しかし目を他方に移すと東大安田講堂やら、
もちろん大学進学した同級生連中はヘルメットに角棒で将来に夢を託していた。
ここ高崎経済大学でも正門前には学園封鎖のバリケード・・・・・

同じ世代でありながら方や“ロック”で、方や“平和闘争”。
やはりそこには静かな“階層社会”の歪が顕在していたのかも知れない。もっともそこにはそれぞれが経済的理由もあっただろうが、
頭の具合の問題やその時代の風潮が「自由」というなにやら得体の知れない「トレンド」の中にあった。

もっとも今日、思想とは言わないまでも、その時"平和闘争”していた同級生の多くは極めて平和な人生に佳境を見ている。
方や“ロック”な僕は未だ、その時のまま、その時代の情況に今を映しようやく“闘争”にたどり着いて、こんな駄文を悪戯している。

光陰矢のごとし・・・・・・

50年60年なんてあっという間でした。
そのことからすれば、この先の50年60年も“あっという間”に違いない。
もちろんそこには僕はもう当然いない・・・・・

だからこそ憂い愁いる。愚痴かな(笑)。  


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2008年07月07日

行方知れずの日本 

官僚的愚想、愚行!!

サミットの洞爺湖プレスセンター・・・・・
なぜか会場から30キロ近く離れた場所に“30億円”からかけて「エコ」を哲学に建設とか。
しかし、これをサミット終了と同時に「取り壊す」のだそうだ。
しかも、その取壊し費用にいくらかかるのか、そしてその用地賃貸にいくらかかっているのか。
このご時世、なんたる税金の無駄遣いか・・・・・・・

せっかく「30億円」もかけて建設したのならいくらでも施設再利用の方法があるだろうに。
しかもいくら「賃貸」といっても、北海道の山間地賃貸料は知れている“はず”だ。

それを壊してしまっては、「30億円」がまるまる、プラス取り壊し賃、用地代が丸々無駄になる。
まさか、その建設、取り壊し、用地賃貸に「談合」は無いだろうな。

一事が万事、官僚のすることは「大衆感覚」とは程遠くかけ離れている。

ここ群馬でも先の「緑のシンフォニー」とか・・・・・

県予算は一体いくらだったのか県議会議事録でも見なければその詳細はわからないが、

高崎の、“もてなし広場”にそのために造った「大規模ガーデニング」、いくらかけたのか?

それを取り壊している。

てっきり、そのイベントの名残として「庭園」として存続させるものと思っていたら、いまや花も樹木、見る影も無い。

ところで、二言目には財政難だと言う政府だが、このサミットでもアフリカ支援等で大盤振る舞いの趣。
財政難は日本どころかアメリカをはじめどこも大ピンチだ。イギリスの首相が言い出しているアフリカ支援策・・・・・

「お金はニッポンで」
と言うことか。

石油高騰問題にしたところで、ブッシュは石油屋、多かれ少なかれ各国首脳は大富豪かその一族・・・・・・

正直、ニッポンはサミットどころではない。

まさかこのサミットで、前回の沖縄サミットの時のように――――

「九州・沖縄サミットを巡るハイヤー料金水増し事件で、
外務省経済局の課長補佐、小林裕武容疑者と事務官の大隈勤容疑者が詐欺の疑いで今日警視庁に逮捕されました。
調べによりますと、小林容疑者らはハイヤーの料金を水増し請求し、
その水増し分およそ1300万円をハイヤー会社からタクシークーポン券などの形で受け取って大半を換金した上、
私的に流用した疑いが持たれています。」

九州沖縄サミットでは総額約815億円。森内閣当時の「バカ贅沢三昧振り」がいろいろ批判され、
挙句、外務省ノンキャリ官僚までが逮捕されるという「トンデモ・サミット」だったが・・・・・・・・
欧米でのサミット開催費用は精々が「10億円前後」の話で済んでいるという。
それが我が財政難国家は惜しげもなく「815億円」も!!

キャビアをさかなに貧困国の債務を協議(タイムズ紙)――――――

英国メディアは22日、九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)の「あまりのぜいたくぶり」を批判する記事を一斉に報じた。
 報道は、サミットに合わせて工事を急いだ豪華会議場や自衛隊の護衛艦も出動した厳重な警備態勢に加え、
IC式のデジタル録音機を報道陣におみやげとして配るなど、日本側のぜいたくな「もてなし」に集中。
タイムズ紙は22日、首里城で開かれた政府主催夕食会のメニューまで紹介し、「まるで大名旅行」と評した。
日本政府のサミット開催費用約800億円は、過去最大。一昨年の英国・バーミンガム、昨年のドイツ・ケルンの100倍近い。と、当時英国タイム紙は報道。

今回の洞爺湖サミットでは―――――

英フィナンシャル・タイムズ(FT)は、4日付で7日からの主要国首脳会議(洞爺湖サミット)で 議長国を務める日本について、

「行方知れずの日本 姿が見えないホスト国」

と題した論評記事を掲載した。
中国など新興国が台頭する中、日本の存在感が急速に薄れていることを手厳しく指摘した。
さらに、「日本は依然として世界2位の経済大国だが、政治的にはその存在が見えないも同然」と指摘した。

「政治的にはその存在が見えないも同然」

つまり、政治的意思がまるで無い。言い換えれば“属国”であると暗に皮肉っている。

それでも、1兆ドルを超える外貨準備高のノー天気な政府。しかも、円に換金できないその「米ドル」だから、せっせとアメリカに献上するのみ。
なんとしたものか・・・・・国民もいたって・・・・・


  


Posted by 昭和24歳  at 16:54Comments(0)

2008年07月05日

“火垂るの墓”

63回目の“火垂るの墓”の季節がきた・・・・・

さっき玲と松嶋奈々子の“それ”を観て親子で涙した。

終戦六十年スペシャルドラマ““火垂るの墓”だ。

<原作者:野坂昭如からのメッセージ>
http://www.ntv.co.jp/hotaru/message/index.html


「実写版・・・・とくに泣けるね・・・・・」

とは、わが末娘の玲。
わが娘、今年は12歳になってしまった。
わが家にはアニメ版の“火垂るの墓”がある。小さい頃からこの時期になるといつも見ていたそれ。



「パパ・・・・・セツ子のドロップ買って」

セツ子はその「佐久間のドロップ」、石ころの「佐久間のドロップ」を握り締めたまま死んでいた・・・・・
そのアニメを見ると必ず玲は、今もあの時のままにお店の陳列棚に並ぶ「佐久間のドロップ」をせがむ。

今年の“火垂るの墓”の母親役はあの、松田聖子だそうだ。やっぱり「泣かせて」くれるだろうか・・・・・
松田聖子さん、「泣くのはお上手」そうだから、きっと上手く泣かせてくれるに違いない。
http://www.hotarunohaka.jp/

ところで、久しく作者の「野坂昭如」さんはお見えでない。永六輔の「土曜ワイド」ではそのお手紙をアナウンサーの朗読でお聴きしているが・・・・・
あの、シャイな感じでなんともお茶目な黒目がねで、吃音気味に話されるお姿が懐かしい。
まさか・・・・・

♪マリリン・モンロー~ノーリタ~ン♪
なんて歌ってた、シャンソン歌手でもあるの野坂昭如さん、

♪アキユキ・ノサカ~ノーリターン♪

なんてえことになったりしないでしょうねと、いささか心配である。


「パパのお姉さんも2歳の時に、戦争に負けた年に死んじゃったんだよ」

「うそっ、初めて聞いた!!」

「なに言ってんだ、初めてなもんか、ほらお墓参りに行くと“松原美佐子、享年2歳・・・・・昭和20年九月・・・・・
パパがいつも話してるじゃあないか・・・・パパのお姉さんだよって」

「うそ・・・・・聞いてないよ、聞いてない・・・・・今度よく見てみよ」


僕の実家の墓碑には昭和18年から20年の間に二十歳前に没した法名が3つ、伯父、叔母、そして姉・・・・・
幸いに“戦死者”は出なかったものの、父はその姉が生まれる年、昭和18年に出征し、シベリアから22年に復員。
出征中に、姉の死を知った・・・・・


「戦争・・・・・パパが生まれる4年前に終わったんだ・・・・・」

「パパって、大変な時に生まれたんだね・・・・・
でも、あれって・・・・・テレビのあれって本当のことなの・・・・・
“この物語はフィクションです”なんていってるけど・・・・・」

「いや、本当はもっと酷かったらしい。東京大空襲、広島、長崎の原水爆、とてもじゃあないが・・・・・
テレビだって、映画だって再現できるもんじゃあないよ。残忍で、残酷で・・・・・」

「なんで戦争したの・・・・・ハワイのとりっこ、沖縄のとりっこ・・・・・」

「違う違う・・・・・そのうち学校で習うかな、歴史で」

「ふ~~~ん・・・・・」


僕にもその戦後の臭いが娘、玲にはあるらしい・・・・・

「パパって・・・・・貰い子だったんだって?」

「えっ、誰が言ってた?」

「お姉ちゃんが・・・・・
この間死んだ、小ちゃいおばあちゃんがパパの本当のお母さんなんだって。
小ちゃいおばあちゃん、パパを生むとすぐ病気になっちゃって・・・・・それで・・・・・って」




その意味では僕も戦後とは言えその“戦争”に生まれたのかも知れない。
そのことの事実を“時代”は急ぐようにして“墨塗り”してきた・・・・・

そして今、勇ましくも“普通の国になれ”だと言う。
自国で自国を守れないようでどうするとも言う・・・・・・

さてそうだろうか・・・・・???

あの当時国家予算のほとんどを費やし、国民総動員しても守れなかった、
守れなかったどころか300万人も犠牲者を出して“破滅”の道を辿った事実を前にして、どのようにして“守れ”というのだろうか。


国力にあった外交・・・・・
そして叡智ある外交、いかにして“戦争”をしないか、“和平”に徹するかと言う外交。

今朝のNHKであの平成の大勲位“中曽根康弘翁”が鄧小平の名言を紹介していた・・・・・・

「解決しない解決策というのも、ひとつの“解決策”である」と。

昭和の日華事変から太平洋戦争にいたる史実を学べばその戦争と言う愚かさ、
そしてその“欲望”のための戦争・・・・・

国のために殉じたというが・・・・・・それはまやかしで、
その“時”には、

「上官の命令は天皇陛下の命令!!上官の命令に叛くことは天皇陛下に叛くこと!!」

そう言って、戦争をし、挙句は発狂的“特攻”まで命令した“上官”。

その上官は・・・・・その上官に叛くことはといい、死地に強制した・・・・・・

そして散って逝った若い命。いかにこの国、国家が国民の命を軽んじていたか。

国を守る・・・・・???

そんなことで国を守れるわけがないじゃあないか!

そのことが、そのこと自体が本当は“フィクション”だったことは多くの国民が気づいていたはず・・・・・
「現人神」、そして「神国」という偽装を歴史は今、教えている。


清太とセツ子・・・・・

この国に、何千、何万といたであろう“清太とセツ子”。

お国のために戦った末の“清太とセツ子”・・・・・

その史実を消し去らない為にも僕らは語り続けなければいけない。

そして“異様”な“異常”な憲法をもってしまった国民としてその“異様”な“異常”な憲法を至高のものとして受止め、

二度と“清太とセツ子”をこの国に作らないためにもそれを生きなければいけない。

戦争そのものが犯罪である・・・・・  


Posted by 昭和24歳  at 17:17Comments(0)

2008年07月04日

今朝の新聞を読んで・・・・・

しかしほんとに“あほらし”ですね(笑)。

政府、口を開けば二言目には「財政難、財政難」というが・・・・・

「オマエ等の政策の結果じゃろ!!」

と言いたくなる。
消費税増税とは、その責任を国民に取らせると言うことに他ならない・・・・・

しかし、そのことがわかっていながら、国民、よく我慢をしていると感心さざるを得ない。
この10年、小渕、森、小泉でそれまで200兆円前後だったものが今や“800兆円”にとどかんとしている。

しかも、今後は黙っていても“国債費”で20兆円強、公務員人件費で40兆円、どう考えてもつじつまの合わない。
当然そこに“特別会計”というもうひとつの財政があるのだろうけど・・・・・

もっとも、特別会計の純歳入は“260兆円”ほどだというから、一般会計と足せば“310兆円”チョイ。
アメリカの国家予算が240兆円ほどだというから、その規模の実態はアメリカのそれより“70兆円”も多い勘定になる・・・・・

実は、その日本の財政のカラクリを“アメリカ”は知っていて、日本に四の五の、やいの言ってきているんだろう。
もちろん、ニッポン国民の“1500兆円”の金融資産・・・・・・
アメリカ政府にしてみれば不思議でならないのが、原子爆弾まで落っことして壊滅、国家喪失までさせたのに、

「なんで???」

じゃあないだろうか・・・・・・

占領からたった60年ほどで、戦勝国、アメリカをしのぐ「国家財政」。
しかもそんなアメリカは占領国、日本から実質200兆円ちかい「借金」をしている。
当然そのうちの半分以上を「円高」で帳消しにしているが・・・・・

郵貯簡保の340兆円も、アメリカにしてみれば「なんで?」なのだろう。

つまり、「戦争をしなければ」国民は豊かになる証明がそれなのだが、
しかし、アメリカは戦争をすれば儲かる、戦争をしなければ儲からない、アメリカの戦争で日本も設けた・・・・
たしかに、朝鮮戦争、ベトナム戦争で日本は大いに儲かった。
しかしそれはアメリカが日本の領土を世界最大の軍事基地として占領する代償のようなもので、
それはアメリカの選択の結果だったはず・・・・・

そのうちには、日本に「戦争協力金」を強請り始め、しまいには占領する「軍事基地」の費用まで。

強請っても強請っても「カネ」が出てくるニッポン。

「ああしろ、こうしろ」といわれ、「仰るとおり何でも」と言い、「内政干渉」も植民地扱い。

この国、ニッポンは「310兆円」をの財政力があり、国民には「1500兆円」の金融資産があり、
さらに、落ち込んだとは言え「500兆円」の国民総生産がある・・・・・
アメリカの狙いはその日本の「裏会計」を知ったがための強請り集りではないか(笑)。

ところで、先のニュースだが、厚生年金、国民年金基金の「150兆円」(特別家計)がその運用で“5兆円”と、過去最大の赤字とか。
厚生労働省の“専門家”と称する“センモンカ”が証券会社に数百億円の手数料を払って「大損こいた」と言う話なのだが・・・・・・
そんなんばっかりじゃあ、「財政難」は当たり前ではないか。
しかし何で「150兆円」も貯めてるんだ???

しかも「サブプライムローン」関連での損失ではとか・・・・・

そんな出鱈目やっていて、保険料値上げしたり、社会保障のためといっては消費税増税を言い出したり。

会計検査院が各省庁の税金の無駄「3367億円」を指摘とあるがそれの氷山の一角・・・・・・
その、省庁の無駄遣い「3367億円」は、政府が毎年削っている「2200億円」よりも「1167億円」も多い。
これを充てれば、「削る」どころか、「1167億円」も増やせる・・・・・
また、特別会計から補填する、天下り事業団(独法等)への「12兆円」、これだけあれば後期高齢者の医療費総額「11兆円」にも「1兆円」もオツリが来る。

ホント、アホらし!!
  


Posted by 昭和24歳  at 19:27Comments(0)

2008年07月03日

ネバダリポート

ネバダレポート

「ネバダ・レポートを作成して、着々と日本支配を準備するアメリカに対して、私たちはどういう態度をとるのか?
まずは売国的な政治家や官僚を一掃しなければならないでしょう。」


と〆る“ネバダリポート『IMF日本管理プログラム』”の筆者だが・・・・・・
http://www.ihope.jp/nevada.htm

“着々と日本支配を準備するアメリカ”

というが、約「40兆円」もの軍事費を圧してこの国、日本列島に世界最大の軍事基地・・・・・・
つまり「軍事占領」するということは、すなわち、それを『支配』とはいわないのか。
その意味での「経済的支配」も「政治的支配」も強大な「軍事的支配」に適うものではないはずだ。

僕らは戦争を知らない。そしてその“敗戦”を知らない・・・・・・
しかし、日本の「戦後」は明らかに「米国による占領」に始まり、
表向きの「講和」、「独立」とは全くかけ離れた「軍事占領」のままにあるこの現実を「同盟」とその“被占領”の実態を誤魔化しつづけ、
今日、「自由民主党」という政権、つまり「敗者の政党」がこのニッポンを統治(代理)する・・・・・

その現実を国民が認識できない。その現実を国民が認識できずにいるのは、
とうぜん僕ら世代を含め戦後教育の中で「政府自民党」が刷り込んできた“終戦”という「歴史偽装」の中になんの疑問ももたずにいる。
そのせいかもしれない。

昭和の末期までのこの国の政治は全て敗戦時の「官僚」が「占領下」にその占領軍に命令されるままに行政してきた。
言われる、「民主主義」も占領下のそれだろう。第一回の普通選挙も「占領下」での選挙だ。
敗戦処理内閣はともかく、その後の吉田茂、岸信介、池田隼人、佐藤栄作、福田赳夫、大平正義、中曽根康弘、等、全てが戦時官僚・・・・・・
自民党国会議員の多くがやはり戦時官僚であり、敗戦処理官僚。閣僚もあげたらきりが無い。

そんな、政治家、官僚が統治する限り「独立」などはあり得ないし、今日の国際社会の中で・・・・・
その憲法により「不能者」にされた国家は独立など望まないし、そのことを言い出したとたんに、「政治生命どころか」である。
あの久間元防衛大臣ではないが「どうしょうもない」現実がそこにある。

「戦争に負けた」という現実を国民に知らせない。不都合な情報は隠蔽し、偽装する。これはこの国の官僚の「常套手段」ではなかったか。
それは、その「大戦で証明済み」ではなかったのか・・・・・・


国民、国家が教えないのであれば、自らが学ぶしかない。

“ネバダリポート『IMF日本管理プログラム』”の8項目。

1.公務員の人員の総数を30%カット、給料も30%カット ボーナスも全てカット
2.公務員の退職金は100%カット
3.年金は一律30%カット
4.国債の利払いは5~10年間停止
5.消費税は15%引き上げて20%へ
6.課税最低限の年収100万円までの引き下げ
7.資産税を導入し、不動産に対しては公示価格の5%を課税 債権・社債については5~15%の課税 株式は取得金額の1%課税
8.預金は一律ペイオフを実施するとともに、第二段階として預金額を30~40%カットする


以上が「ネバダレポート」だが――――

これで一番割を食うのは「国民」、一般の庶民だろう(笑)。

「年金の一律“30%”カット」とか、「消費税を“20%に」とか、「課税最低限の年収100万円までの引き下げ」とか・・・・・
そして「資産税の導入」もだが、極めつけは、「預金の一律ペイオフ」と「預金額の“30%~40%”カット」だ。


これらは、今にも政府がやりそうな「トンデモ政策」ではないか。

そもそも、公務員の30%カットは偽装できるし、給与30%カットも、30%カットしたところで今の民間よりまだ高いし、
もしそんな状況になれば、民間、大衆は餓死者さえ出る、とんでもない社会になる。

結局、国会議員、高級官僚は「インサイダー」で、あの敗戦時のように“抜け駆け”で「焼け太り」する(笑)。

ネバダレポートを言うなら、「1、2、4、7」で十分だ・・・・・
今すぐにでも国民投票で、国会議員が国民の代表「選良」というなら決議し実施すべきではないか。

  


Posted by 昭和24歳  at 17:05Comments(0)

2008年07月02日

消費税増税を言う口・・・・・

津島会長は――――

「税体系の抜本的改革は、わが党がいろいろな機会に国民に公約してきたところだ」

とあいさつし、消費税を含む税制抜本改革の実現に意欲を示した。

その前に津島会長はこうも――――

「消費税は国民の理解を得られなければ実施は出来ない」


ん???

これまでの消費税“3%”も“5%”も「国民の理解」を得た上で立法、施行されたというのか!!???


平成元年4月1日、竹下内閣において“3%”の一般消費税が施行されたが、
立法はその前年の昭和63年11月に自民党衆院委員会による「強行採決」で可決させた。

つまり、「国民の理解を得た上での消費税」ではなかったのに与党、政府自民党は強行したのだ。
結果、「リクルート疑獄」とあいまって竹下内閣は崩壊するのだが・・・・・・
その後の橋本内閣で「消費税5%」も強行採決で施行されたわけだが、そもそもその「5%」の消費税は「福祉目的」と謳われていたはずだ。

しかし、日本国民は「忘れやすい」というか「お人好し」というか、結果、政府にはいつも「騙され」続けてきた歴史がある。

戦前、戦中の「現人神」やら「神国ニッポン」やらは、今にして思えばその「嘘」もわらって一笑に伏せるが、
近年の日本政府の「騙し」は許せない、国民に対する犯罪、詐欺行為なのだ・・・・・

「国民は忘れる」

まあ、国民に「忘れさせるために」は政府もそれなりの情報工作、世論操作をしているのだから、
それはそれで「どうしようもない」ことなのかもしれない。
それにしても、「忘れた」では後世の孫子に全く申し訳の立たない事態に陥ることになってしまうのだが・・・・・

これは平成元年の話――――

恐ろしいまでの「借金」であり、消費税が施行された平成元年度の借金は、188兆円(国債残高162兆円、国債以外26兆円)である。
さらに借金は赤字国債だけではないのである。平成元年度には、社会保障としての年金の潜在債務はついに“500兆円”を超えた。
当時で、厚生、国民、共済年金の3制度が将来、年金支給を約束している総額は、

厚生年金が『320兆円』、国民年金『100兆円』、共済年金『109兆円』の・・・・・

合計『529兆円』にのぼる。

これに対して年金財源である積立金は、

厚生年金『28兆円』、国民年金『2兆円』、共済年金『10兆円』で、

合計『40兆円』しかない。

(今政府は、年金特別会計基金には厚生、国民年金の預り金として約“150兆円”あるといっているが、
それを給付財源不足のために取り崩すとは言わない。いや、言えないのだろう。将来のためというが、今がその将来ではないのか。
消費税を増税してまでやることではない。約150兆円の財源があるではないか。流用してしまったのか!!??)

つまり、資産の13倍の支払いを約束しているのである。そして、「平成12年頃には年金財源が底をつく」見通しである。
そうなれば、赤字国債の発行か、増税である。


これの言わんとするところは、年金全加入者、例えば「二十歳」に将来の受け取りを約束して強制加入、給与から天引きされる国民から、
65歳まで、あらゆる形で年金保険料を徴収される国民への「政府の約束額」が潜在債務・・・・・・
このことを政府は履行するとなれば絶対に「賦課方式」なんていうことは出来ないはずだ。

そしてその『賦課方式』が今日言われる“少子高齢化”での「年金の危機」に他ならない。
なぜなら、その『賦課方式』は「現役世代が年金世代を支える」というシステム、制度だからである。
本来なら、「現役世代が積み立てる年金」は、「将来の給付」のために国が預かり運用し然るべき、
「60歳~80歳」、おおよその平均寿命までの20年間の生活資金として受取るべき国家的システムのはずであった・・・・・・

しかし、将来は「賦課方式にすればいい」ということで当時の厚生省は「厚生年金、国民年金」を国家の財源として“流用”してしまっていた。
このような国家が、当然起こりうるであろう事態を想定しないわけがない・・・・・
しかし、それを想定しながら、つまり「国民をなえがしろ」にしながら国策事業に国民からの「預かり金」を流用してしまい、とぼけているのである。

そもそもが、この「年金制度」は昭和大戦の「戦費調達」のために考え出された法律に基づいた制度だった。
当時は、その戦費調達のための『国債』、『戦時債』も発行され、半ば強制的に国民に押し付けられたが、
ご案内の“敗戦”でその償還はものの見事に「しらばっくれられた」結末だ。


つまり、国民の財産を「パクッタ」その同じ政府が、最終的には政府自身が流用してしまって機能不全となった年金制度、
その「年金財源」のために『消費税増税』、社会保障のためと徴税する『消費税増税』の悪辣さは看過することはできない。

「消費税は国民の理解を得られなければ実施は出来ない」

理解もクソもない、そもそもが「国家の詐欺」なのではないか。

本来、きちっとあるべき年金基金が流用されてしまって“無い”。
挙句が、その預かり台帳も廃棄してしまってない。これがこの国の顛末なのだ・・・・・・

国民は忘れてはなるまい。

何もこれが初めてのことではない。何度も何度も、こうして国家は国民を欺き続けてきている。
どこかで、この国家の悪弊は「民主主義」というなら、国民自身の手で断たなければならない。
そこそこに「国民の自由」があるうちに・・・・・

  


Posted by 昭和24歳  at 15:55Comments(0)

2008年07月02日

消費税増税を言う口・・・・・2008年07月02日

消費税増税を言う口・・・・・

2008年07月02日2008年07月02日




↑津島会長は――――

「税体系の抜本的改革は、わが党がいろいろな機会に国民に公約してきたところだ」

とあいさつし、消費税を含む税制抜本改革の実現に意欲を示した。

その前に津島会長はこうも――――

「消費税は国民の理解を得られなければ実施は出来ない」


ん???

これまでの消費税“3%”も“5%”も「国民の理解」を得た上で立法、施行されたというのか!!???


平成元年4月1日、竹下内閣において“3%”の一般消費税が施行されたが、
立法はその前年の昭和63年11月に自民党衆院委員会による「強行採決」で可決させた。

つまり、「国民の理解を得た上での消費税」ではなかったのに与党、政府自民党は強行したのだ。
結果、「リクルート疑獄」とあいまって竹下内閣は崩壊するのだが・・・・・・
その後の橋本内閣で「消費税5%」も強行採決で施行されたわけだが、そもそもその「5%」の消費税は「福祉目的」と謳われていたはずだ。

しかし、日本国民は「忘れやすい」というか「お人好し」というか、結果、政府にはいつも「騙され」続けてきた歴史がある。

戦前、戦中の「現人神」やら「神国ニッポン」やらは、今にして思えばその「嘘」もわらって一笑に伏せるが、
近年の日本政府の「騙し」は許せない、国民に対する犯罪、詐欺行為なのだ・・・・・

「国民は忘れる」

まあ、国民に「忘れさせるために」は政府もそれなりの情報工作、世論操作をしているのだから、
それはそれで「どうしようもない」ことなのかもしれない。
それにしても、「忘れた」では後世の孫子に全く申し訳の立たない事態に陥ることになってしまうのだが・・・・・

これは平成元年の話――――

恐ろしいまでの「借金」であり、消費税が施行された平成元年度の借金は、188兆円(国債残高162兆円、国債以外26兆円)である。
さらに借金は赤字国債だけではないのである。平成元年度には、社会保障としての年金の潜在債務はついに“500兆円”を超えた。
当時で、厚生、国民、共済年金の3制度が将来、年金支給を約束している総額は、

厚生年金が『320兆円』、国民年金『100兆円』、共済年金『109兆円』の・・・・・

合計『529兆円』にのぼる。

これに対して年金財源である積立金は、

厚生年金『28兆円』、国民年金『2兆円』、共済年金『10兆円』で、

合計『40兆円』しかない。

(今政府は、年金特別会計基金には厚生、国民年金の預り金として約“150兆円”あるといっているが、
それを給付財源不足のために取り崩すとは言わない。いや、言えないのだろう。将来のためというが、今がその将来ではないのか。
消費税を増税してまでやることではない。約150兆円の財源があるではないか。流用してしまったのか!!??)

つまり、資産の13倍の支払いを約束しているのである。そして、「平成12年頃には年金財源が底をつく」見通しである。
そうなれば、赤字国債の発行か、増税である。


これの言わんとするところは、年金全加入者、例えば「二十歳」に将来の受け取りを約束して強制加入、給与から天引きされる国民から、
65歳まで、あらゆる形で年金保険料を徴収される国民への「政府の約束額」が潜在債務・・・・・・
このことを政府は履行するとなれば絶対に「賦課方式」なんていうことは出来ないはずだ。

そしてその『賦課方式』が今日言われる“少子高齢化”での「年金の危機」に他ならない。
なぜなら、その『賦課方式』は「現役世代が年金世代を支える」というシステム、制度だからである。
本来なら、「現役世代が積み立てる年金」は、「将来の給付」のために国が預かり運用し然るべき、
「60歳~80歳」、おおよその平均寿命までの20年間の生活資金として受取るべき国家的システムのはずであった・・・・・・

しかし、将来は「賦課方式にすればいい」ということで当時の厚生省は「厚生年金、国民年金」を国家の財源として“流用”してしまっていた。
このような国家が、当然起こりうるであろう事態を想定しないわけがない・・・・・
しかし、それを想定しながら、つまり「国民をなえがしろ」にしながら国策事業に国民からの「預かり金」を流用してしまい、とぼけているのである。

そもそもが、この「年金制度」は昭和大戦の「戦費調達」のために考え出された法律に基づいた制度だった。
当時は、その戦費調達のための『国債』、『戦時債』も発行され、半ば強制的に国民に押し付けられたが、
ご案内の“敗戦”でその償還はものの見事に「しらばっくれられた」結末だ。


つまり、国民の財産を「パクッタ」その同じ政府が、最終的には政府自身が流用してしまって機能不全となった年金制度、
その「年金財源」のために『消費税増税』、社会保障のためと徴税する『消費税増税』の悪辣さは看過することはできない。

「消費税は国民の理解を得られなければ実施は出来ない」

理解もクソもない、そもそもが「国家の詐欺」なのではないか。

本来、きちっとあるべき年金基金が流用されてしまって“無い”。
挙句が、その預かり台帳も廃棄してしまってない。これがこの国の顛末なのだ・・・・・・

国民は忘れてはなるまい。

何もこれが初めてのことではない。何度も何度も、こうして国家は国民を欺き続けてきている。
どこかで、この国家の悪弊は「民主主義」というなら、国民自身の手で断たなければならない。
そこそこに「国民の自由」があるうちに・・・・・

消費税増税を言う口・・・・・

2008年07月02日2008年07月02日


と、まあ、7年前の話ですけど、その結果が今日、現在です。

3%が5%に、そして8%に、で、10%って、社会保障には全く使われませんでした。

  


Posted by 昭和24歳  at 15:55Comments(0)

2008年07月01日

民のかまどから煙が消えた日・・・・・


“平成20年7月1日”

ガソリン価格が170円超に。

テレビも新聞も“180円台”言っている。専門家は近い将来、2年後あたりまでには、

「リッターあたり“220円”にも」

電気、ガス料金も“法律”の規定により標準家庭150円からの値上げ。
原油の高騰は当然、食料品を中心にあらゆる生活物資の値上げとなり、新聞の値上げも・・・・・・
新聞止めようかな・・・・・?
でも、スーパーの折込チラシは娘家族の生活必需。実は娘のところでは新聞を取っていない。チラシだけわが家にとりに来る(笑)。

あの「ヤマデン」が公取委から相当強力なお灸を据えられたようだと新聞に書いてあった。
年間1兆円超の売上高の「ヤマデン」である、当然それなりの“商いの極意”があろうというもの・・・・・

「家電メーカー系列からの派遣を強要!!」

ナショナルとか、日立、シャープとかからそこの社員を「ヤマデン」の日常の販売や「開店セール」の要員として“タダ”でコキ使ったとかだ。
しかし、これはどこでもやっている。僕もギターメーカーをやっていた時は社員を某大型楽器店には“派遣”させた。
もちろんそこでの販売業務にかかる“給与”はメーカーもち。それは当然である、ギターメーカーの社員として自社製品の陳列、販売にあたるのだから。

“タダ”というが、その派遣された社員が完全に「無給」なわけではない。
メーカーの社員であるのだから、その給与はメーカーから出ている。それをなぜ“公取委”という行政が「イチャモン」をつけるのかが不思議だ。

よしんば、その「ヤマデン」がその「メーカーから派遣された社員」に給与を払うとすれば、そのメーカーは自社の社員に給与を払わなくてもいいのか?
たしかに「ヤマデン」の安売り重視は「メーカー泣かせ」という話も頻繁、耳にするところだが、
そのことで、庶民大衆は家電製品を中心に良い品を安く購入できる環境にあるし、
その意味での「ヤマデン」の経営姿勢は「庶民」には歓迎されている・・・・・

つまり、そのメーカーから派遣された、メーカーの社員が自分の会社からも給与を支給されず、
「ヤマデン」からも支給されないということなら大きな問題だが、どうやらそうではない。

その昔、「日立チェーンストール」とか、「ナショナルの店」とか「ソニーショップ」なんていう・・・・・・

「街の電気屋さん」

が、昭和40年代の高度経済成長期の町々に看板が、そこら中に掲げられた時代があった。
ご案内の「ヤマデン」もそんな「街の電気屋さん」として前橋市内の一角に旗揚げしたとどこかに書いてあった。
僕の先輩も、高崎の片田舎で「日立チェーンストール」なるものを昭和50年に開店して、現在は廃業しているが、当時は相当隆盛を極めた。

つまりその時代、高度経済成長期からバブル経済発生に至る間、

「民のかまどに煙が立っていた」時代・・・・・・

僕がはじめて買った「ビデオデッキ」は25万円、「ビデオカメラ」は30万円、テレビは20万円・・・・・
もちろん、「ヤマデン」もなければ、「ビックカメラ」もない時代で、
そうそう、ビックカメラは北高崎駅のところで「高崎DPセンター」なんていうのをやっていたそんな時代。
当然値引きなどという慣習はなく、つまり「メーカーの言い値」で買わされていた・・・・・

しかしいつの頃からだろうか、日立やナショナル、東芝が「秋葉原」では卸値で買えるとの情報が駆け巡り始めたのは。
メーカー系列の「街の電気屋さん」の仕入れ値よりも「秋葉原」のほうがはるかに安い、しかも現金卸で誰でも買えるとの情報。

「あんなのはメーカーの在庫処分」だとか、「型落ち」だとか、潰れた問屋の「バッタ品」だとか・・・・・

しかし、そのうちテレビで宣伝をはじめた「石丸電気」やら、その「石丸電気」、家電量販店が、新宿に飛びビして、

「カメラのさくらや」や「「カメラのドイ」が家電量販店に参入。

それからまもなく「ビックカメラ」、「ヤマデン」、「コジマ」が高崎に店を開いた。

当然、メーカー系列の「街の電気屋さん」はあっという間に消えてなくなった。

この国のこうした大企業の商習慣というかその慣例、慣行はつねに大衆を食い物にしてきた。

なにが言いたいかと言えば、

今日の原油高騰、物価高は「創られた」弱肉強食の市場原理主義の犯罪ではないかということ・・・・・・
「金余りのカネ」が「投機」にまわり、現物ではなしに、「商品」、モノが「ペーパー化」され、
今日ではそれがさらに「デジタル化」され、産出される数十倍もの「先物」、「架空の商品」にも値がつけられ、「強者」の犯罪的「買占め」が日常となる。

つまり、取引材料はない、現物が「100」しかないのに架空の商品が「10,000」も取引され、現物、
つまり、石油、穀物を暴騰させる「マネーゲーム」、博打を、行政が、政治が率先してやっている・・・・・・

一向に対策を講じない政府はそうした「資本」そのものだ。
1バレル40ドルが妥当な相場だというそれが、「140ドル」。
くどいが、「ドバイ」の“CIF原油”は一体いくらなのだ、一体いくらで日本政府(商社)は買い付けているのだ!!???
開発輸入の契約はどうなっているのだ!!???
  


Posted by 昭和24歳  at 09:45Comments(0)

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