2008年04月12日

“後期高齢者”

「お金が天から降ってくるわけじゃあありませんから」

これ、桝添厚労大臣のセリフ。

「年金の掛金を直接持ってきて運営すれば、年金を払うのは先のことだから今のうち、どんどん使ってしまっても構わない。
…将来みんなに支払う時に金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ」

これ、厚生年金制度生みの親といわれた戦前のたしか年金保険局長“花澤武夫”氏のお言葉。
まあ、氏の本意は無茶苦茶に使っちまえということでもないだろうが、今日を見れば結果、そうなってしまっている。

僕のところにも“年金特別便”がきた。明けてみると平成8年以前の厚生年金の記録が全部消えている。
早速、年金手帳を持参して社会保険事務所へ・・・・・・
おそらく全職員を動員しての“年金特別便対策”なんだろうが、11時に受付、12時半に面談。
しかし、これだけでも年金特別会計から相当なカネを使っているんだろうなぁと思うとバカバカしくなってきた。
僕のように100%証拠を持っているのにデータが消えている(笑)。
僕を担当した職員も言葉もないといったような平身低頭。

「お金が天から降ってくるわけじゃあありませんから」

つまり、カネがないから75歳以上の高齢者の医療は制限した上、保険料を天引きする。
医療に金がかかるといったって、今現在の30兆円の60%は国民の保険料、窓口負担じゃあないのか。
これは先進国最低の国の負担。
しかも、医療、30兆円の30%が、水増し請求だという“医療詐欺”。

カネがないどころか、12兆円からが独法に支出されている。
国地方の公共事業費総額、ほぼ80兆円の10%~20%がこれまた水増し・・・・・

それだけインチキをやっていても予算が使い切れなくて毎年10兆円からが余剰金として、
特別会計に積み立てられていることが会計検査院からも公表されている。

何のことはない、「カネが天から降ってくる」のじゃあなくて、国民からせっせと吸い上げる。

天のために「地から湧いてくる」のだった。

使っても使っても使い切れない、それなのに戦後、この国の経済発展に尽くし、今日75歳を超えた国民に・・・・
本来なら医療費は無条件無料にするべきなのに、
医療費がかかる、さらに“後期高齢者”の保健医療を制限するといった非常の政策。

「お金が天から降ってくるわけじゃあありませんから」

といって、地から吸い上げようとする極悪非道な政治。

若い人たちも他人ごとではない。
市町村も財政難を理由に保育料、公立学校給食の値上げ、上下水道料金の値上げ、国民保険料の値上げ。
それでいて“道路”だけは政官財ぐるみで再採決までしてその“既得権益”を守ろうとする。

そこで、先の党首討論でも・・・・・・・

「官僚政治という悪弊を断つ!!」

と言い放った民主党代表小沢一郎。

いずれにしろそこに先鞭をつけるというなら民主党政権をまとうではないか!!
  


Posted by 昭和24歳  at 16:18Comments(2)

2008年04月12日

“償還準備金繰り入れ”

そういえば“後期高齢者医療保険”も小泉劇場型政治の最中に、郵政民営化に紛れしらぬまに可決されていた(笑)。
おそらくここで今日のような、いわゆる“ねじれ国会”だとしたら『再採決』の連続だったに違いない・・・・・・

「福田首相は北朝鮮に行くべきだ」

とリチャード・ギア気取りの元首相がテレビで演説していたが、
そういえば北朝鮮の“拉致被害者”とその家族すっかり沙汰闇ではないか。

小泉劇場型政治に利用されるだけされて、無用となればお蔵入りさせられる・・・・・
ここで30%をきってしまった福田政権の人気挽回策として“訪朝劇”でも再演(笑)。
まあ、出たとこ勝負のアドリブのきかない福田首相ではシナリオを書いたところでどんな風に演じるかだが・・・・・
官房長官以外、閣僚経験のない政治家、しかもハッタリも糸瓜もない早い話普通のオッサン先の党首討論ではないが泣きを入れるのが精々だろう。

ところで、ガソリン暫定税が再採決の意気込みの政府与党だが、となると“テロ特措法”に続いて同じ政権で“二度”も禁じ手を使うつもりか。
暫定税率を維持で道路特定財源を特別会計から一般財源化というが、これから決めること、
20%台の“福田政権”が続けばの話なのだから・・・・・・

「5000万件、最後の一人まで、最後の1円まで私の内閣できっちり解決します!」

が前内閣、安倍川餅チョコボール内閣だったことを思えば、ただ期待させるだけのことを言ったに過ぎないのではないか(笑)。

ところで、民営化された“道路公団”だが、経常利益が2兆円強、その上“償還準備金繰り入れ”と称する・・・・・
つまり、本来ならその都度“償還”させればいいものを帳簿の中で「貯めている」、しかも“費用”の科目で。

なんとその額が年間“1兆円”からあるというのだから驚きだ。
旧道路公団の説明では、将来、高速道路開放無料化に向けての準備金だからとのことらしいが、
開放無料化どころか、さらに収益のほうでは“プール制”とかで高速道路を造り続ける算段なのだから無茶苦茶な話である。

その“償還準備金繰り入れ”の積立金は12兆円も旧道路公団には“あった”のだったが、
完全民営化後、その“大金”の行方が議論されたのを聞いたことがない。
もちろん“特別会計分”であったことだし、完全民営化ともなれば、それを問いただせるのは“株主”だけなのだから国民は埒外である。
しかも、旧道路公団の『資産の部』では“43兆8053億円”。つまり国民の資産が“43兆円”。それが民営化されたということか?
そして、『負債の部』の“41兆4819億円”が民営化で、国民負担・・・・・・
しかしその負債の中の“償還準備金繰り入れ”の12兆円の行方は?

つまり民営化ということで、将来高速道路の無料開放は完全になくなった。
そして、本来国民の資産であったはずの高速道路施設、土地等々は民営化会社のもの、株主のもの・・・・・
そして、旧道路公団の負債だけが将来に渡り国民負担。日本国有鉄道の顛末と同じに。

“償還準備金繰り入れ”の12兆4494億円、これは無料開放のための準備金なのだから、
その必要のなくなった資金は、ガソリン暫定税廃止で不足するという、可哀相なくらい苦労しているという福田首相・・・・・

その財源に充てたらどうか(笑)。

それとも、すでに、旧道路公団の赤字分に充当したというのだろうか。
ならば、旧道路公団解散時の負債“41兆4819億円”から差引かれているのだろうか?

そういえば、首都高も毎年“1兆円”近いそれが溜りとしてあった。

ところで・・・・・

「そういうのを権力の乱用と言うんです!!」

福田首相のセリフだが・・・・・
それなら、政府与党の強行採決、二院制を尊重しない再採決は(笑)。
  


Posted by 昭和24歳  at 08:22Comments(0)

< 2008年04>
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
過去記事
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 125人
プロフィール
昭和24歳
昭和24歳
オーナーへメッセージ