2008年02月16日

夜泣き・・・・・

夜泣き。

末娘、玲も夜泣きをした。
もちろん、長女も、次女もだったが・・・・・

長女次女の時は20代のパパ、ママだったから、
時にオロオロ、次女、優は足のこともあり痒さからその夜泣きは激しく、
ママは、一緒に泣いたりしていた。

でもその夜泣き、不思議と「一年」で、ぴたりとおさまった。二人とも。

今でこそそろそろ身長は僕を抜くほどで、筋骨隆々(笑)。
まだ、一年だが水泳部で鍛えたその肉体は恐ろしいほどに成長しているが・・・・・
赤ちゃんの頃は、昼、夜とよく泣いた。

しかし、経験とは恐ろしいもので、その頃の僕たちは、そんな夜泣きも屁でもなかった。




10ヶ月くらいのりょうくん

玲が泣き始めると、ママは仰向けに寝転び・・・・・
丁度、アシカのお母さんが、赤ちゃんアシカをうつ伏せにお腹の上に乗せるようにして抱っこするようにして、
玲の背中を「トントン」とつづけると、瞬く間に“zzz......”の眠った。



1歳のころのりょうくん

時に、子守唄をうったったり(あまり上手くないけど)。

生まれる前、ママのお腹の中で聴いた音、と振動が心地よいのか・・・・・
なんともいえない寝顔を見せて眠った玲。

僕がそうやっても、すぐに眠った。

僕の心臓の鼓動と、話しかけとか、子守唄・・・・・

やがて、2歳、3歳になると、お気に入りの“おふとん”を握り締めながら、

「パパ、“とんとん”して・・・・・」

と、眠くなると擦り寄ってきては僕の腕の中で眠った。




3歳のころのりょうくん。浅間牧場で・・・・

たぶん、子どもってそんな、母親、父親の身体の響きにすごく安心するのじゃあないだろうか。

そんな、玲・・・・・・
小学校の2、3年くらいまで眠くなると「とんとんして」とせがんでいた。

さすがもう、それはないが、去年の今ごろまで・・・・・
それは思い出したように、

「パパ、“とんとん”して・・・・・」

が、時々あった。

子どもの成長って・・・・・・

親にとっては“ふるさと”がどんどん遠くなっていく。そんな感じ(笑)。

今まで、時には煩わしいほどあった“いろいろ”が、ひとつひとつなくなっていく。
僕の頭の中では、そんな幼かった頃の“ひとつひとつ”が、
なにか、取りかえしのつかないものが失われていくようなそんな気がして、
ふと、玲を見るとき・・・・・・

嬉しいやら、寂しいやら。

「パパ・・・・・“禁じられた遊び”弾けるようになりたい」

突然、玲が言い出した。

「ねっ、これ見て・・・・・」

と、中学一年「音楽」の教科書、副本を僕に見せた。

驚いたね・・・・・
いろいろな楽器の弾き方、演奏の仕方が載っているではないか。
おまけに、ギターの弾き方、しかもエレキギターの弾き方までが写真と図入りで(笑)。

エレキは家にかなりの数があるから玲は余り興味を持たないよう・・・・・・
一本しかない、ガットギターを手にすると、その副本の“愛のロマンス”(禁じられた遊び)の楽譜を追った。

♪シシシシラソソファミミソシ・・・・・♪

いつ覚えたのか、単音だけど弾いている。

「それだけじゃあダメだ、アルペジオでこうしないと」

僕がそう言って、“禁じられた遊び”を弾きだすと・・・・・・

僕は心の中で、そんな“禁じられた遊び”はどうでもいいから、また、

「パパ、“とんとん”して・・・・・」

って、言ってくれないかな・・・・・って、
それは、果てしなく遠い思い出を追いかけるように過ぎった。

あっ、また弾いている・・・・・

♪シシシシラソソファミミソシ・・・・・♪

つっかえつっかえながらも、アルペジオと旋律を(笑)。
期末試験の真っ最中だって言うのに・・・・・
  


Posted by 昭和24歳  at 13:37Comments(0)

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